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2010.12.01

感動の‘モネ展’(グラン・パレ)! 人物画

2141_2     ‘モネ展’の看板

2142_2     グラン・パレの入り口前の待ち行列

2140_2      ‘草上の昼食’(プーシキン美)

2139_2           ‘カミーユ(緑衣の女)’(ブレーメン美)

パリとロンドンを旅行し、美術館めぐりをしてきたので、しばらくその感想記が続きます。お付き合い下さい。

パリへ来たのは2年ぶり。今回は一日まるまるツアーを離れ、美術館めぐりをした。最大の楽しみはグラン・パレで開催されている‘モネ展’(9/22~1/24)。来年1月末まで4ヶ月のロングラン興行である。その内容がまたすごい!世界中の美術館から代表作が集まっており、印象派の本家が行う回顧展はやはり気合の入り方が違うという感じだった。

最近は人気の画家の回顧展ではインターネットなどで事前に日時を予約するシステムがとられることが多いが、このモネ展も予約を示す紙をもった人たちがどんどんやってくる。そのため予約無しの人は入り口で随分待たされる。

10時開館だから、9時に列に並んだ。前にだいぶ人がいたが、まあ10時になればすぐ入場できると思っていた。ところが、これが大きな誤算。予約の列にいる人たちはドドッと入れるのに、われわれの列は一度に10人くらいしか入れてくれない。で、中に入るのに2時間かかった。モネ(1840~1926)の人気はやはり半端じゃあない。

作品の数は169点。そのうち51点はグラン・パレの目と鼻の先にあるオルセー美蔵のもの。オルセーにあるモネの絵は展示室のスペースの関係で相当足を運ばないと全部はみれない。手元の画集に載っている絵のなかには、すごくみたい絵なのに、まだお目にかかってないのがいくつかあった。それがこの回顧展にどっとでてきたのである。嬉しいめぐり合わせにミューズに感謝々といったところ。感動した作品はオルセー蔵のほかにもいっぱいある。4回にわけて紹介したい。

人物画で大きな収穫はモスクワのプーシキン美からやってきた‘草上の昼食’とドイツのブレーメン美蔵の‘カミーユ’。モネ大好き人間だから画集ではお馴染みの絵である。でも、これをみる機会は一生無いだろうな、と思っていた。その絵が目の前にある、もう天にも昇るような気分。

‘草上の昼食’は油彩スケッチ。本画は4.6m×6mと大きなものだったが完成せず、3つに裁断されたが、今回展示されている左と真ん中(ともにオルセー)のふたつの部分しか現存してない。だから、プーシキンにある下絵は本画をイメージするには貴重な絵。描かれているのはルノワール、シスレーらと通ったフォンテーヌブローの森における昼食の場面。男女12人の表情はちょっと硬いが、くつろいだ感じはよくでている。

‘カミーユ’の前に立ったとき、思わず‘ウワー、こんなすごい絵だったのか!’と唸ってしまった。図版ではイメージできないとても大きな絵(2.3m×1.5m)だった。圧倒的なインパクトをもっているのは緑の衣装と光が当たりピンクがかったカミーユの顔。絵はやはり本物に接しないと本当のすばらしさはわからない。この絵をみてつくづくそう思った。

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コメント

お帰りをお待ちしておりました。お土産(お話)とても楽しみです。海外の美術館もこんなに並ぶのですか。音楽も絵画もやはり実物に接しないと!!フェルメールの「レースを編む少女」がとても小さな絵で驚いたことがあります。カミーユの緑のスカートがが美しい。
「草上の昼食」というモチーフは西洋画ではあるものなのでしょうか?
お留守の間に、松園京都展前期、後期行ってきました。一生分の松園を一度に見た気がします。

投稿: licoluise | 2010.12.02 10:51

to licoluiseさん
モネの大回顧展の余韻に浸ってます。感動した
作品をできるだけ多く共有しようと思ってます。
ご期待下さい。また、ロンドンではゴーギャン
展もみましたから、これもたっぷり紹介します。

モネはクールベやマネの影響を受けてますから、
自分も‘草上の昼食’を描いてみたくなったの
でしょうね。

上村松園展は超一級の美人画展でしたね。こう
いうのはこの先20年はないと思います。

投稿: いづつや | 2010.12.02 16:41

こんばんは、お帰りなさい!
どちらに行かれたと思ったら、パリとロンドンでしたか!
海外の美術館では予約必須でしょうか?
カラヴァッジョ展もCardを持っていると優先的という話ですね。
モネの草上の昼食は初めて聞きました。
マネのはオルセーでも門外不出だそうですね。

投稿: oki | 2010.12.03 00:07

to okiさん
最近予約制をとる美術館が増えてきましたね。
5月のカラヴァッジョ展は予約なしだと大変な
ことになると思って日本で事前に手続きしま
したが、モネ展は早く並べばなんとかなるだ
ろうと、これが甘かったです!

モネはマネに刺激されて大きな‘草上の昼食’
を描いたのですが、完成はみませんでした。
プーシキン美にあるのはその1/3くらいの
下絵です。これがみれるとは思ってもいません
でした。やはり、本場の印象派展はスケール
が大きいです。

投稿: いづつや | 2010.12.03 17:37

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