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2010.12.18

レンブラントとフェルメールの名画があるケンウッド・ハウス!

2209_2           レンブラントの‘自画像’

2211_2           ハルスの‘ピーテル・ファン・デン・ブロッケの肖像’

2210_2           フェルメールの‘ギターを弾く女’

2212_2           フラゴナールの‘サクランボを摘む人々のいる風景’

ケンウッド・ハウスを訪問するため、まず地下鉄ノーザンラインのハムステッド駅をめざした。じつは若い頃、ノーザンラインのエンドの駅エッジウエアーに3ヶ月住んでいたことがあり、この駅はよく途中下車した。だから、名前はとても懐かしいのだが、もう28年前のことだから当時の記憶はまったく消えている。タクシーをつかまえようとあたりをきょろきょろするが、ケンウッド・ハウスはどっちの方向やら見当がつかない。

やっと止まってくれたたタクシーに乗ると10分するかしないうちにケンウッド・ハウスの入り口についた。運賃は5ポンドくらい。そこから、美術館の入り口までは歩いて5分ほど。白い館が現れた。ここも無料。イギリスの美術館は無料のところが多いから好感度は各国のなかでは一番高い。

ここで注目の絵は‘いつか行きたい美術館’(拙ブログ09/4/19)でとりあげたようにレンブラント(1606~1669)とフェルメール(1632~1675)の2点買い。平常展示に使われているダイニングルームにあった。レンブラントの数ある自画像のなかでとても惹かれるのがここにある1665年ころ描かれたもの。

左から光をうけている顔の表情はちょっと不機嫌というか憂鬱そうな感じだが、静かな室内のなかで深い内面性をとらえた描写がすごくいい。この絵をとても穏やかな気持ちでみれるのは着ている茶色の衣服が三角形の形で安定した構図になっているから。そして、背景にみえる2つの円も心を鎮めてくれる。こういうすばらしい肖像画に会える機会はそうないだろうとこの一会を噛み締めながらみていた。

これで追っかけ自画像で残っているのはマウリッツハイスとアムステルダム国立美蔵の2点になった。12年、新東京都美で開催される‘マウリッツハイツ美名品展’にフェルメールの‘青いターバンの少女’などがやってくるが、このなかにレンブラントの自画像も入っていることを祈りたい。東京都美さん、お願いしますよ!

フェルメールの‘ギターを弾く女’も期待通りの名画だった。印象深いのが右からおでこと頬にあたる光と白い衣裳の襞の凹凸の精緻な表現。背景は壁に掛けられた風景画と机の本だけといたってシンプルだが、ギターを演奏する女性の姿が画面を大きくしめているので、音楽を真近で楽しんでいる気分になる。この親密感がいい。

ハルス(1581~1666)の肖像画に登場する人物は皆生き生きとした表情をしている。とくに笑い顔ならこの画家の右にでるものはいない。この赤ら顔の人物にもつい声をかけたくなる。ウォレス・コレクションの‘笑う騎士’とこの絵をみて、ハルスとの距離が一気に縮まった。ミューズに感謝!

ここにもフラゴナール(1732~1806)が4点あった。そのなかの‘サクランボを摘む人々のいる風景’を長くみていた。エプロンをひろげてはしごに登った男からサクランボを受け取っている若い女性のシルエットがとても愛くるしい。ロンドンでフラゴナールの絵を沢山みれたので、次のターゲットは08年に訪問したとき工事中のため少ししか展示されてなかったワシントン・ナショナル・ギャラリー。期待して第2ラウンドを待ちたい。

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