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2010.11.07

やっぱり楽しい‘村上豊展’!

2107_4      ‘森の女’

2108_2      ‘若菜つむ’

2109_2      ‘月に遊ぶ’

2110_2      ‘ぼたん雪’

目白の野間記念館へでかけ‘村上豊展’(10/30~12/19)を楽しんだ。村上豊の回顧展を体験するのはこれで3度目。07年4月のとき(拙ブログ07/4/10)や銀座・和光の‘色 村上豊’(07/11/20)と同様、ソフトシュールの母子や郷愁をそそる風景に200%釘づけになった。

魅了され続けているのがシュールタッチで描かれた裸婦や母子の絵。最初の部屋に
07年の作品3点を含む7点が展示されている。お気に入りは‘月光’と‘森の女’。‘森の女’はシュールさとエロチシズムが同居している絵。顔をこちらに向けて横たわっている女の下半身は不思議なことに細い枝に葉っぱをつけた木で埋め尽くされている。こんな森の精なら、喜んで誘惑されたい。それにしても後ろにのびている手が異常に長い。

‘若菜つむ’の母娘の表情をみると心が和む。‘こどもたちの夢’のコーナーにはこういうあたたかい絵やユーモラスな絵が32点ある。桃太郎や金太郎もいるし、お雛様やおままごとで遊ぶ女の子たちもいる。絵というのはありがたいもので、瞬間的に小さいころにタイムスリップし、四季折々の懐かしいイベントやお祭に参加させてもらったような気分になった。

風景画で足がとまったのは二枚組みの襖‘月に遊ぶ’。3年前これをみたとき、とても新鮮だった。黄色い月が中央に大きく描かれて、左部分に三角に配置された家々がみえる。月は中心をはずした上のところに描くのが普通。でも、この月はそれほど違和感がない。だいぶ離れたところからズーム感覚で月を眺め、その向こうに村の光景をみているよう。

また、‘ぼたん雪’が心に響く。寒いのが苦手なので冬は動きが鈍くなるが、雪の絵は頻繁にみている。応挙の‘雪松図’もすばらしいが、村上豊のこの絵も日本の冬をじーんと感じさせてくれる。

人気小説やTV番組や絵本の挿絵が今回いくつもでている。ざっとあげてみると、
‘江戸を斬る’(1975)、‘本朝奇談 天狗童子’(2006)、‘かぐやひめ’
(1979)、‘かばさん’(1991)、‘よっぱらったゆうれい’(2003)、‘陰陽師 首’
(2003)、‘新・義経物語’(2004)。

夢枕獏の‘陰陽師’をいつか読もうと思っているが、挿絵が背中を押してくれそう。

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