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2010.11.06

二度目の東京富士美名品展 ‘日本画に見る四季の美’!

2104_2       上村松園の‘美人観音’

2105_2       鏑木清方の‘春宵’

2106_2       川合玉堂の‘雪月花・朝雪’

2103_2       川端龍子の‘雪月花・池心’

東京富士美はまだ行ったことがないのだが、日本画に関しては一度、館蔵名品展を呉市美でみたことがある。今から12年くらい前のこと。ニューオータニ美(ホテルのなかにある)で開催中の‘日本画に見る四季の美’展(10/16~11/28)のチラシに載っている上村松園の‘美人観音’はそのとき対面した。だから、この展覧会はパスしてもいいのだが、ぐるっとパスが使えるし、プラスαを期待して足を運んだ。

作品は28点。ここはいつもこのくらいの数なので慣れたもの。が、12年前のデジャヴュをみる感じだからちょっと面食らった。六曲一双の屏風、竹内栖鳳の‘獅子’と横山大観の‘春秋’が再度現れた。ひょっとすると、、、初見のものは大観2点、鏑木清方3点、橋本雅邦1点、菱田春草1点など10点。残りは前回みたものだった。

東京富士美は他館へ貸し出すときは自慢のラインナップを決めていて、コアの絵を7割方固定し、残りを変えているのだろう。作品自体はいい絵が多いから、頭を切り替えて楽しむことにした。

最初に出迎えてくれるのが上村松園(1875~1949)の絵。これは昨年日本橋高島屋であった‘上村家三代展’(拙ブログ09/3/5)に‘菊寿’(今回展示なし)とともに展示された。真にうっとりする美人画とはこのこと!

鏑木清方(1878~1972)は充実の7点。‘美人四季’は3度目なので、初見の3点に体が寄っていく。とくにじっとみていたのが構図に魅了される‘春宵’。図版で惹かれていたが、本物は期待値どおりの絵だった。清方の美人画にぞっこんだから、とてもいい気持ち。

川合玉堂(1873~1957)の‘朝雪’と川端龍子(1885~1966)の‘池心’は前回感激した絵。大観、玉堂、龍子は昭和27年(1952)から合作‘雪月花’で3年コラボした。その第1回目の作品が3点でている。大観(当時83歳)は花を題材にして‘夜桜’を描き、玉堂(79歳)、龍子(67歳)が夫々雪、月で持ち味をだした。3人はこのあと昭和30年には‘松竹梅’を描いている。

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コメント

こんばんは。身内の入院でご無沙汰しています。
いづつやさん、富士美術館行かれたことないとは驚きです!
いづつやさんともあろう方が!
富士美術館は財力ありますから、いろんなもの持ってますが、常設展示でもなぜか日本画ないんですよ。
で、どんなもの持っているか確認する良い機会でした。
さすがは富士美術館、大観はじめ良いもの持ってますよね。
お客さん、皆さん作品細部までじっくりご覧になってましたね。
5000円の所蔵品図録はお求めになられましたか?
僕はちょっと手が出ません。

投稿: oki | 2010.11.10 22:51

to okiさん
富士美は村内美同様いつかと思いながら、まだ
実現してません。西洋画は数点見たことがあり
ますが、結構所蔵してますね。これは知りませ
んでした。今は図録に手を出しませんが、現地
を訪問したときは買うかもしれません。

常設展に近代日本画をだしてないのですか?!
どうしてでしょう、大観、玉堂、松園、清方の
絵は回顧展に出品されるほどの名品なのに。

投稿: いづつや | 2010.11.11 08:24

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