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2010.10.21

2回目の楽しみ‘ハンブルク浮世絵コレクション展’!

2046_3         鈴木春信の‘下駄の雪取り’

2047_2      渓斎英泉の‘岐岨街道 鴻巣 吹上富士遠望’

2048_2      歌川広重の‘魚づくし 鯵と海老’

2049_2     鈴木其一の‘竹取’

2回目の‘ハンブルク浮世絵コレクション展’(Ⅱ期:10/19~11/7)も楽しい鑑賞だった。作品は71点、うち4点は会期中展示してある勝川春章や河鍋暁斎らの肉筆画。

Ⅰ期(拙ブログ10/7)同様、お目当ての鈴木春信(1725~1770)の2点、‘寄山吹’と‘下駄の雪取り’をじっくりみた。8年ぶりにみた‘下駄の雪取り’の見所は地面に積もった雪。きめ出しの技法によって表現されているので、紙がぼこっと盛り上がり立体的になっている。こんな雪の質感描写がみられる浮世絵はめったにない。これ1点だけでもでかける価値がある。

風景画は初見の歌川広重(1797~1858)の‘京都名所之内 八瀬之里’と‘渓斎英泉(1791~1848)’の‘岐岨街道 鴻巣 吹上富士遠望’に足がとまった。どちらも道を斜め構図で描き、そこを進む旅人に動きを与えている。

‘鴻巣’では道の脇に立つ木々は風に吹かれているように向こう側に傾いており、等間隔に配置された人物は手前からだんだん小さく描かれている。これにより画面に奥行き感が生まれ、街道を行き交う人々につい感情移入したくなる。美しい富士をみながらの道中だから足も軽やかにちがいない。

広重の花鳥画が1点あった。‘魚づくし 鯵と海老’。まだ、この‘魚づくし’はコンプリートになってない。画集をみると‘鯛’、‘伊勢海老と芝えび’、‘ぼらとほうぼう’、‘あわび さよりに桃’などがある。全部みれるようにミューズに祈っているが、長い道のりになりそう。浮世絵の鑑賞はロングレンジだから、気長に待つことにしている。

歌川国芳は画集でみたことのない大画面の絵がある。見てのお楽しみ!収穫はこれと鈴木其一(1796~1858)の摺物、‘竹取’。琳派のDNAを受け継ぐ其一は浮世絵の肉筆画や錦絵も描いており、里帰り浮世絵展でちょくちょくお目にかかる。龍の図柄の凧をこれからあげるのだろうか。子供の元気のいい姿に思わず見入ってしまった。

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