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2010.09.01

もっと見たいモネの名画!

1906_2      ‘オランダのチューリップ畑’(オルセー美)

1908_2      ‘キャピュシーヌ大通り’(プーシキン美)

1907_2      ‘鉄橋 アルジャントゥイユ’(フィラデルフィア美)

1909_2     ‘ポプラ’(ケンブリッジ、フィッツウィリアム美)

国内で印象派の展覧会がある場合、高い人気を誇るモネとゴッホの絵を中心に構成されたものが圧倒的に多い。今日はそのモネの追っかけ作品を。

ここ3年間に行われたモネ関連の展覧会をレビューしてみると、
07年 ‘大回顧展 モネ’:国立新美(拙ブログ07/4/154/16) 作品数97点
08年 ‘クロード・モネの世界’:名古屋ボストン美(08/6/1) 24点
10年 ‘ボストン美展’:森アーツセンターギャラリー(4/28) 11点
10年 ‘オルセー美展’:国立新美(6/9) 5点
10年 ‘ストラスブール美展’:Bunkamura(6/14) 1点

今年の3つの展覧会にモネの絵は17点登場した。このほかにも横浜美でポーラ美蔵の印象派絵画展が開かれているから、これも加えると20数点が一気に鑑賞できたことになる。‘選択と集中’が大事なのは仕事でも趣味の世界でも一緒、こうした展覧会を通じてモネに開眼、あるいは虜になった方が結構おられるかもしれない。

モネの展覧会は国内外でいろいろ体験した。5月、カラヴァッジョ展をみるためでかけたローマではフォロロマーナ近くにある美術館で‘モネとコロー展’というのをやっていた。寄ってみたかったが、‘デ・キリコ展’を優先したので仕方なくパス。

オルセーにはモネの傑作が何点も展示されているが、数が多いため常時みれないのもある。まだ縁がない絵でいつかこの目でと願っているのは‘オランダのチューリップ畑’、‘アルジャントゥイユの橋’、‘アルジャントゥイユの鉄道橋’。フィラデルフィア美蔵の‘鉄橋 アルジャントゥイユ’はオルセー蔵の別ヴァージョン、どちらが先にみれるだろうか?

賑やかなパリの都市風景を描いた‘キャピュシーヌ大通り’は三色旗の赤が目に焼きつく‘モントルグイユ街、1878年パリ万博の祝祭’(07/4/15)と同様、みているだけで体全体が浮かれてくる。右の端にホテルの窓から体をのりだしている男性を大きく描いているのがおもしろい。浮世絵の描き方を、モネは使ってみたかったのだろう。

連作シリーズで‘積み藁’とともに惹かれているのが‘ポプラ’。このシリーズはフィラデルフィア(07/4/16)、メトロポリタン、西洋美などにいい絵があるが、イギリスのケンブリッジにある絵もそのS字のフォルムと明るい空に心を揺すぶられる。

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コメント

日本人は印象派がお好き?とよく言われますが、観るとやはりいいですね。色の柔らかさ、画面の明るさ、まだまだ観たい画満載です。最近すっかりアートブログにはまり、このいづづやさんから始って、TakさんToraさん
はろるどさんまでチェックするようになってしましました。諸事情により美術館巡りが自由に出来なくなり、毎日ため息の毎日です。それにしても鍋島が凄いです。

投稿: licoluise | 2010.09.02 10:42

to licoluiseさん
アートブロガーさんとのおつきあいは江戸
の天明期に大流行した‘狂歌連’みたいな
ものです。

展覧会や作家の情報が共有できるのがいい
ところです。ですから、拙ブログはより
informativeであることを心がけてます。

‘もっと見たい○○の名画’シリーズは古典
絵画でも印象派でも現近代絵画でも、大画家
のMy追っかけ名画を披露しているのですが、
情報発信の意味も込めてます。

こうして帆をあげてますと、ときたま‘その
絵はどこどこで展示されてますよ!’と教え
てくださる方がおり、幸せな気分になること
があります。これを‘文化記号の響き合い’
と呼んでいます。

投稿: いづつや | 2010.09.02 23:40

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