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2010.09.13

もっと見たいシニャック、ピサロの点描画!

1952_2        シニャックの‘ケール通りの帽子飾りの女工たち’(ビュルレ・コレクション)

1950_2      シニャックの‘フェリックス・フェネオンの肖像’(NY、MoMA)

1949_2     ピサロの‘私の家の窓からの眺め’(オックスフォード、アシュモリアン美)

1951_2     ピサロの‘落ち穂ひろい’(バーゼル美)

明るい色と静謐なイメージが心をとらえて離さない点描画にとても魅了されており、‘もっと見たいスーラ’(拙ブログ8/28)で紹介した絵などを中心に鑑賞エネルギーを体内に溜め込んでいる。今日はシニャック、ピサロの追っかけ画を。

スーラより5歳年下のシニャック(1863~1935)の絵はオルセーヘ出かけると、国立新美で開催された展覧会に出品された‘マルセイユ港の入り口’などをみることができる。日本の美術館にあるものはちょくちょくみるが、西洋美蔵の大作‘サン=トロペへの港’とポーラ美にある‘オーセールの橋’、大原美の‘オーヴェルシーの運河’の3点が強く印象に残っている。

こうした海洋画をみる体験が多いシニャックなのだが、もう何年も遭遇することを願っているのは点描で描いた風俗画、‘ケール通りの帽子飾りの女工たち’と装飾的に描かれたアメリカ人パトロンの肖像画。

シニャックに限らず印象派の絵に惹かれるのは日常生活の一こまを近代感覚で描いているところ。ドガは帽子屋での光景を2点制作しているが、シニャックは女性たちが帽子をつくっている様子を描いている。身をかがめてはさみをとる左の女性へ目が自然によっていく。本物はくっきりすっきりですごくよさそう。

NYの近代美術館にあるパトロンの横向き肖像画がみたくてしょうがない。新しいMoMAのなかにまだ入ってないが、これは常時展示してあるのだろうか?改築前に2回訪問したが、この絵を見た記憶がない。だから、いつもはでてないのかもしれない。すると、回顧展でしか縁がない?ところで、シニャックの回顧展は過去あった?これをみれる可能性は低いが、希望だけはもち続けるのがディレッタントの心意気というもの。

自分の息子みたいなスーラやシニャックがはじめた点描画に魅せられ、これに挑戦したのがピサロ(1830~1903)。3、4年前、大丸東京?でピサロ展があり、このときアシュモリアン美蔵の‘私の家の窓からの眺め’が出品されたような気がする。ピサロへの接近度はモネを10とすると5くらい。だから、このときは気乗りがせずパスした。が、この絵を見逃したのを今では後悔している。モネだったら気になる絵があったら1点でもでかけるのだが、ピサロではつい躊躇してしまった。

以前からピサロの点描画は悪くないなと思っていたが、3年前東京都美であった‘フィラデルフィア美展’(東京都美)で2点体験してからもっと点描風景画をみたくなった。大勢の農婦たちが仕事にはげんでいる農村風景を見事な構成で描いた‘落ち穂ひろい’にぐっと惹きつけられる。

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