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2010.09.14

もっと見たいカイユボットの名画!

1956_2     ‘パリ、雨の日’(シカゴ美)

1955_2     ‘ヨーロッパ橋’(ジュネーブ、プティ・パレ美)

1954_2     ‘カヌー’(ワシントン、ナショナル・ギャラリー)

1953_2           ‘カフェにて’(ルーアン美)

ふだんはそれほど気にもしてなかった画家が突如、心のなかにどっと入ってくることがある。印象派のカイユボット(1848~1894)はそんな画家のひとり。

カイユボットの絵を最初にみたのはオルセー。リアルな床の質感描写に強く印象付けられる‘床のかんなかけ’をみてこの画家の名前は一応インプットされた。が、海外の美術館へはいろいろでかけたが、ほかの絵に出くわすことはなかった。だから、アメリカのシカゴ美を体験しなければ、カイユボットというと‘あのかんなかけを描いた画家ね’で終わっていた。

ところが、08年に訪問したシカゴ美で大作‘パリ、雨の日’(拙ブログ08/4/3)をみて、この画家の評価が一変した。この絵は館の図録の表紙に使われているが、その気持ちがよくわかる。シカゴ美へ行かれた方はおそらく同じことを感じられるにちがいない。このときほど印象派をもっと楽しむためにはパリやロンドンの美術館をみているだけではダメだなと思ったことはない。

この絵に接してからは画集に載っているカイユボットの絵への関心がいっそう高まってきた。実際にみれるかどうかは別にして、対面を夢見ているのは‘ヨーロッパ橋’と‘カヌー’と‘カフェにて’。斜めの線でつくる構図とりによって、橋の奥行き感が際立つ‘ヨーロッパ橋’は第二のふるさとジュネーブを再訪したとき是非、お目にかかりたい。

ワシントンのナショナル・ギャラリーでは‘カヌー’は事前に作成した必見リストに入れており、またシカゴの絵の余韻があったから期待していたのだが、どういうわけか展示されてなかった。次回の美術館めぐりでリカバリーできるとよいのだが。

‘カフェにて’はマネが傑作‘フォリー・ベルジェールの酒場’(4/7)を制作するとき霊感を得た作品といわれている。以前はこの肖像画をじっとみることはなかったが、‘パリ、雨の日’をみてカイユボットに開眼したから、見たい度がだんだん大きくなっている。グラン・パレとかでカイユボット展が開催されたから、飛んでいきたい気持ちである。

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