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2010.09.09

東博浮世絵エンターテイメント! 清長・北斎・広重

1934_2         鳥居清長の‘子宝五節遊・重陽’

1936_2      葛飾北斎の‘桔梗にとんぼ’

1935_2          歌川広重の‘名所江戸百景・神田紺屋町’

現在、東博の浮世絵コーナーにでている作品30点の展示期間は8/24~9/20。今年は5月の展示を見逃しただけで、ほかは皆勤。毎回30点前後だから、年間にすると330点くらい展示される。もう6年も通っているから約2000点みたことになる。

こんなにみているのに、まだ7割は初見のもの。ここのコレクションは本当に底なし沼。だから、いつも収穫があり気分は上々。ここの展示が気が利いているのは季節にあわせて、作品をセレクションしていること。五節句、9月9日(重陽)にちなんだ絵が2点ある。清長(1752~1815)の‘子宝五節遊’は2度目、子供たちが菊の花を奪い合ってじゃれているのが微笑ましい。もうひとつの北斎の絵ははじめてお目にかかった。

今年は北斎(1760~1849)が生誕してから250年の節目の年にあたるので、北斎の展示が多くなっている感じ。揃物では‘諸国瀧廻り’に続き今は‘琉球八景’(全8点)、‘泉崎夜月’など4点がでている。残りの4点はだぶん次回。北斎のいろいろある絵のなかで花鳥画をみるのは楽しみのひとつ。今回は‘桔梗にとんぼ’と‘菊花に虻(あぶ)’。

‘桔梗にとんぼ’をみるのは5年前ここであった‘北斎展’以来かもしれない。10点あるこの花鳥画シリーズのほかの8点は花だけが描かれた‘芥子’、‘檜扇’、‘百合’と‘芙蓉に雀’、‘紫陽花に燕’、‘牡丹に蝶’、‘杜若にきりぎりす’、‘朝顔に蛙’。

花プラス鳥などのものがとくに気に入っているが、雀でもとんぼでも虻でも、上空からまっ逆さまに花のところに飛んできたように描かれているので、花よりまずこちらに目が向かう。とんぼはこういう飛び方はしないので、横向きのほうがとんぼらしいのだが、雀と燕をスピード感豊かに描いたものだから、とんぼも垂直降下にしてしまえ、となったのだろう。

広重(1797~1858)は‘名所江戸百景’から‘神田紺屋町’と‘品川すさき’の2点。‘神田紺屋町’をみるたびに白と藍に染められた布は実際にこんなに長かったのだろうか?と思ってしまう。手前に対象を大きく描くからこういうふうに帯のお化けみたいにみえるのかな?

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