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2010.09.18

日本民藝館で生誕120年記念展‘河井寛次郎’を開催中!

1969_2          ‘辰砂丸文角瓶’

1970_2      ‘三色打釉碗’

1971_2         ‘鉄釉白流蓋付壺’

1972_2            ‘呉須地筒描双手文陶板’

日本民藝館ではじまった‘河井寛次郎展’(9/14~11/23)を楽しんだ。例によって図録の作成はないが、作品は150点くらいでているから、河井寛次郎(1890~1966)の陶芸世界にどっぷりつかることができる。

回顧展を体験するのは05年京近美であった川勝コレクション展以来。この前の年に町田市立博物館で京都の寛次郎記念館の所蔵品を中心とする展覧会(拙ブログ04/12/2)があったが、東京で河井の作品をまとまった形でみれるのは6年ぶりのこと。

今年は生誕120年に当たるので、生地の安来などで記念展が開かれる。ちなみに安来は今人気の番組‘ゲゲゲの女房’(毎日欠かさず観ている、来週で終了)が生まれたところ。

・安来・和鋼博物館:9/16~11/23
・島根県美:9/23~11/7 → 富山県水墨美:11/12~12/19
・豊田市民芸館:12/7~2/20(日本民藝館から巡回)
・高島屋(日本橋):12/27~1/17→(大阪):1/20~31→(京都):4/20~5/5

日本民藝館にある河井の作品は4年前にあった‘民藝運動の巨匠’展や常設コーナーでお目にかかっているが、これだけ沢山みるのははじめて。お馴染みのものだけでなく初見のものも夢中でみた。

川勝コレクションにも‘辰砂文角瓶’と似たものがあるが、お気に入りはこちらのほう。うすい赤茶色の地に青で縁取った丸文がすごく落ち着いた感じを与えている。寛次郎の陶芸で最も好きなのが三色打釉の扁壺や碗。今回でている5点のなかで赤、緑、黒に心が震えたのは‘碗’。

鉄釉の壺は濃い茶褐色に流れる白の線がとても輝いていた。これまで何度かみていたが、この度は大変惹きこまれた。また、隣にあるうす青に黒が交じる色合いが魅力の‘呉須刷毛目重箱’や‘海鼠釉扁壺’の白のグラデーションにも魅了される。

陶板は6点、お気に入りは分厚い手のようにも花びらのようにもみえる青の地の陶板。同じ筒描きで手と花を表面に大きく描いた‘呉須扁壺’も陶板と同じくらいインパクトがある。

栃木県美の濱田庄司展(6/18)に続いて、河井寛次郎の回顧展にも遭遇できたのは大きな喜び。年末の高島屋に登場する作品に期待したい。

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