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2010.08.04

ショパン生誕200年 ガラ・コンサート・イン・ワルシャワ!

1804            ドラクロアの‘フレデリック・ショパン’(1838)

今年はショパンの生誕200年にあたる。5月中旬、NHKでポーランドのワルシャワで行われたガラ・コンサート(2/26)を収録した番組があり、喜び勇んでビデオ収録した。出演したピアニストがすごい顔ぶれ。エフゲーニ・キーシン(1971~)とダニエル・バレンボイム(1942~)。

美術界ではカラヴァッジョが没後400年で、クラシック音楽の世界ではショパンが生誕200年。カラヴァッジョはローマで大回顧展が開かれ、ショパンも世界各地で記念演奏会が開かれている。ともに大好きな芸術家だから、今年はこの二人に没頭しようと思っている。

で、ショパンのガラコンサートを何度も聴いている。現在39歳のキーシンが演奏したのはワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団との共演で‘ピアノ協奏曲2番’、そのあとアンコールに応えて弾いたのが‘エチュード ハ短調「革命」’、‘ワルツ 嬰ハ短調’、‘ワルツ ホ短調’(遺作)の3曲。

最近はクラシックの演奏会をTVでみる機会がぐんと減ったから、はじめは久しぶりのキーシンなのに反応が鈍かった。が、徐々に巨匠の風格が漂ってきたキーシンのシャープで柔らかみのある音にぐうーっと引き込まれていった。これまで‘協奏曲1番’のほうはブーニンの演奏を耳にたこができるくらい聴いたが、‘2番’はこれにくらべると少ない。ところが、キーシンはすごいピアニストという先入観があるのかもしれないが、この‘2番’も心地よかった。

アンコールで記念公演に相応しい名曲を弾いてくれた。情熱の詩人ショパンを最も感じさせる‘英雄’にとても感動した。生で聴いたら体が震えたかもしれない。キーシンの演奏は本当にすばらしい!観客の拍手が鳴り止まなかった。

番組の後半はバレンボイムのピアノリサイタル。演奏したのは次の11曲。
・幻想曲 へ短調
・ノクターン 変二長調
・ピアノソナタ 2番 変ロ短調
・舟歌 嬰へ長調
・華麗な円舞曲 へ長調
・ワルツ イ短調
・ワルツ 嬰ハ短調
・子守唄 変二長調
・ポロネーズ 変イ長調「英雄」
・マズルカ ヘ短調
・小犬のワルツ

バレンボイムとのつきあいは長い。昔から目つきが精悍でがっちりした体型だったが、このごろは顔が二重あごになり、かなりウエートアップしている。今年68歳。年はとってもその演奏は一段と磨きがかかっている。どこからみても大ピアニスト。ゆったり弾いている感じの‘舟歌’や‘ワルツ 嬰ハ短調’に魅了されるし、華やかな調子の‘英雄’やリズミカルな曲想が楽しい‘小犬のワルツ’に聴き惚れる。

上の絵はショパンと親交が深かったドラクロアが描いたショパンの肖像画(ルーヴル美)。

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