ドレスデン国立美術館の名画にまた酔いしれたい!
パルミジャニーノの‘薔薇の聖母’
ドレスデン国立美術館は壮大なバロック建築を誇るツヴィンガー宮殿内にある。所蔵する絵画は一級品揃いで、ここを訪問された方の多くはルーヴルやロンドンナショナルギャラリーと同じくらい感動されると思う。
03年の中欧旅行のときは1時間という短い鑑賞時間だったが、‘ラ ミューズ を手にもち忙しく館内を回った。感激した作品が多すぎて選択に苦労するが、最大のお目当ては大好きなラファエロの傑作、‘サンシストの聖母’。下に描かれている頬杖をつく天使と手を前においている天使がなんとも可愛い。
ラファエロの絵同様、とても感動したのがジョルジョーネの‘眠れるヴィーナス’。美術本でお馴染みの絵が目の前にあるので夢中になってみた。ゴヤの‘裸のマハ’、マネの‘オランピア’の原点はこのヴィーナス。この絵をみるとジョルジョーネのすごさがわかる。
ヴェネツィア派ではティツィアーノの‘白い衣装をつけた婦人の肖像’やティントレットの‘アルシノエの救出’などいい画がいくつもあるからテンションは上がりっぱなし。
マニエリスム画家、パルミジャニーノの‘薔薇の聖母’も印象深い絵。マニエリスム様式はブロンズィーノとパルミジャニーノの絵だけに関心をもち続けているのだが、この‘薔薇の聖母’は一番好きといっていいくらい気に入っている。
ここはレンブラントの宝庫。4,5点あったように記憶している。長くみていたのはレンブラントの笑っている顔に魅せられる‘レンブラントとサスキア’。
生憎、当時は展示してなかった‘ガニュメデス’は嬉しいことに05年西洋美であった‘ドレスデン国立美展’(拙ブログ05/7/18)で公開されたから大喜びした。
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