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2010.07.30

東博の‘誕生! 中国文明’展!

1787_2        ‘動物紋飾板’(夏時代 前17~16世紀)

1788_2     ‘神獣’(春秋時代 前6~5世紀)

1789_2         ‘鎮墓獣’(隋時代 595年)

1790_2     ‘御者と馬’(唐時代 8世紀)

東博で3年ぶりに行われる中国展は河南省出土品150点を集めた‘誕生!中国文明’(7/6~9/5)。チラシをみるかぎり目玉に欠ける感じなので期待値は高くない。が、東博が企画する展覧会だからパスするわけにもいかない。

どこの美術館でも中国文明展が開かれるとき特別の関心をもってみているのは質の高い青銅器と玉と金の装飾品、そして唐三彩。このなかで1点でも心を虜にするものがあればそれでいい気持ちになる。

今回は残念ながらぐっとくる目玉が予想通りなかった。でも、国宝級のものがそう簡単にやってくるとは思ってないから、不満がつのっているということはない。

中国の古い文物のヴァリエーションを広げるつもりで入館したが、いきなり足がとまるものが登場した。幻の夏王朝時代の‘動物紋飾板’。小さなもの(高さ16cm、幅11cm)だが、昆虫のかなぶんをイメージさせる鮮やかな青緑にとても惹きつけられる。

青銅器はこれまでみたことのないフォルムの‘神獣’に思わず足がとまった。こういう凝った細工が施された像は技術的にも難しいだろう。また、春秋時代の楽器‘編鐘’にも興味深々。どんな音色なのか一度聴いてみたい。

‘神獣同様、はっとするフォルムに釘づけになったのが白磁の‘鎮墓獣’。‘仏の世界’のコーナーにある大きな‘宝冠如来坐像’(唐時代 8世紀)に圧倒された。目のきつい堂々とした仏像なのだが、残念なことに鼻が欠けている。本当に惜しい!

隣に展示してあるボリューム感いっぱいの‘天王および力士像’(4体、北宋時代 10世紀)にも魅せられた。ここでこういう彫刻に遭遇するとは想定外。

出口ちかくの部屋にある作品の切り口は‘美の誕生’。動きのある造形が目を惹く‘御者と馬’と‘画像磚・青龍’を長くみていた。

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コメント

こんばんは。
スマートフォン表示というのがココログさん出来てこれから容易に書き込むことができます。
僕はこの展覧会、土曜日に行ったのにガラガラでしたね。
はじめの方よりやはり、美の誕生のコーナーが良かったです。仏像もきてましたし、あと文字ですね、明日の天気を占ったなんてありましたね。
平成館の特集展示のエジプトミイラも驚きました!さすが東博。
今日出光行ったのですが、菊池契月の美人画最高でしたね。

投稿: oki | 2010.08.05 23:42

to okiさん
今回の中国展はこれぞ、という目玉がなかっ
たですね。でも、はじめてみるタイプがそこ
そこあったので、○にしてます。東博の展覧
会ですから、○は当たり前といえば当たり前
ですけどね。

出光は来週出かけることにしてます。プラスα
があるといいのですが。

投稿: いづつや | 2010.08.06 10:28

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