日本橋で国宝の仏像がみられる幸せ!
三井記念美で行われている平城遷都1300年記念展‘奈良の古寺と仏像’(7/7~
9/20)を楽しんだ。こういう仏像展は東博の18番だが、今回は三越があり高層のオフィスビルが建ち並ぶ日本橋に飛鳥時代から室町時代にかけてつくられた仏像、工芸品など65点が集結した。
一番のお目当ては室生寺にある国宝‘釈迦如来坐像’。これは全期間の展示ではなく7/25まで。じつは展示期間にアバウトで月末に行こうと思っていたのだが、一村雨さんの記事をみて、急遽14日の美術館めぐりに組み込んだ。
これをみるのは2度目。室生寺を訪れたのはもうずいぶん前なのだが、よく覚えており、再会を楽しみにしていた。のびやかに彫られた衣文の線からは木の香りが感じられ、その完璧な造形美が心をとらえて離さない。こんなすばらしい仏像が真近でみられる幸せを噛み締めている。
法隆寺は3回体験したが、国宝‘夢違観音’はどういうわけか縁がなかった。ここは五重塔や金堂、夢殿など見るところがいっぱいあるから、‘夢違観音’がおさめられている大宝蔵殿に入ったかどうか記憶が薄い。昔、ここにあった国宝‘観音菩薩立像(百済観音)’も奈良博で開催された仏教美術の大展覧会(95年)でみたのがはじめてだから、やはり大宝蔵殿へは足を踏み入れてない。
この金銅仏は予想以上に小さな仏像だった。視線が集まるのは童子のような顔と左手の指に挟んでいる小さな瓶。この像を祈ると悪夢を善夢に変えてくれるというのだからありがたい。心がふわふわするような夢をみることは滅多になく、たいていは‘なんであの人がでてきたのだろう?’といった変な夢とか怖い夢だから、この仏像がおおいに信仰を集めたのはよくわかる。
東大寺にある‘五劫思惟阿弥陀如来坐像’がおもしろかった。頭の髪の毛が馬鹿でかく、まるでアフロヘアのよう。どうでもいいことだが、マイケルジャクソンも小さいころはこんなアフロヘアで歌っていた。
国宝‘金銅宝塔’は奈良博の展覧会で見て以来。西大寺には同じく国宝の‘透彫舎利殿’や‘舎利瓶・鉄宝塔’があるが、こういう仏教工芸品に接する機会は数少ないのでじっくりみた。西大寺からは‘塔本四仏像’も出品されている。これまでみたのは二体のみ、幸運にも四体揃ってみることができた。
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コメント
室生寺の釈迦如来さんの足の裏がてかてか光っていたのが印象に残りました。多くの人々が触っていたのでしょうね。
投稿: 一村雨 | 2010.07.18 09:59
to 一村雨さん
お早い記事に感謝です。
釈迦如来坐像はじっくりみるのはちょうどいい
大きさですね。ところどころの白が木彫を強く
意識させます。久しぶりにみましたが、その
比類のない造形美に200%惹きつけられ
ました。
投稿: いづつや | 2010.07.18 17:25
いづつやさんおはようございます。僕は初日に出掛けましたが、奈良行ってレンタサイクルで回ったことを思い出しました。それにしても五刧思惟阿弥陀には本当驚きましたね!あんな仏像があるとは!いづつやさんは曾津八一にはご関心持たれなかったのかな?国宝茶室如庵の再現部屋が八一の資料の展示場になっていましたね、早稲田大学に八一の記念館があるので訪ねたいです。しかし日本橋に国宝、重要文化財を観られるとは至福ですよね
投稿: oki | 2010.07.19 07:39
to okiさん
日本橋で国宝が3点みれるのはありがたいですね。
今回のお楽しみは室生寺のすばらしい仏像と夢違
観音の2点でした。これにアフロヘアの東大寺の
ものがオマケでついてましたから、大満足です。
ご承知のように私の展覧会通いは追っかけ作品の
鑑賞が目的ですから、テーマの八一との関連は
パスです。ですが、八一記念館へは2回行って
ます。
投稿: いづつや | 2010.07.19 23:47