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2010.06.03

タイムスリップ古代ローマ!

1605_2     コロンナ広場にある円柱のレリーフ

1606_2    ハドリアヌス帝の時代の神殿跡

1607_2   現在よりも低かった神殿の地面のレベル

1608_2    パンテオンのクーポラ

ローマへはじめて来た時はサン・ピエトロ大聖堂とかトレヴィの泉とかフォロ・ロマーノなど名所・遺跡をいろいろまわったから、街がとても広く感じられた。カラヴァッジョ、ベルニーニ作品のある教会をタクシーでまわった06年のときもまだそのイメージ。このように観光バスやクルマで点と点を線でむすぶ動き方をすると、その線がすごく長く感じられるのである。

今年1月はタクシーにも乗ったが、教会から次の教会あるいは美術館へ歩いていくことも多かった。歩く時間と目的地の距離の関係がわかってきて動きが面的になると、だんだん‘ローマはそんなに広くないな、あそこへは歩いても行ける距離なんだ!’という感覚になってきた。で、徒歩で古代ローマめぐりをしてみた。

前回は通りすぎるだけだったコロンナ広場に建っている円柱のレリーフを双眼鏡も使ってじっくりみた。円柱の高さは42mあり、本の形をとって(巻物と同じ)ドイツへ遠征したマルクス・アウレリウス帝がゲルマン人部族と戦って勝利した場面が描かれている。一番下の部分はドナウ川をボートが進むところ。完成したのは190年頃だが、最近行われた調査によると、この円柱は着色されていた。

コロンナ広場とサンティニャーツィオ教会の中間あたりにハドリアヌス帝(在位117~
138年)の時代の神殿跡がある。今から1880年くらい前に建てられた神殿の一部が教会やファッションモールなどと一緒に視界に入ってくるというのは不思議な体験である。円柱の下は深い溝になっており、神殿が建つ地面のレベルは現在よりは6、7m低いところにあったことがわかる。

ラファエロの墓をみたくてパンテオンへ行った。ここへ来るのは26年ぶり。16本の円柱が並ぶ柱廊玄関はまったく忘れている。現在、玄関の右が修復中で鉄の足場が組まれているので前のロトンダ広場からの写真は撮らないでもいいのだが、久しぶりだからシャッターは押したくなる。愛するラファエロの墓に祈りをささげたあとは、古代ローマ建築の技術力の高さをみせつけるクーポラを見続けていた。

クーポラと呼ばれるドーム建築はハドリアヌス帝が再建したとき、新たに造られた。ドームは直径43.3m、高さも43.3m。建築材料はコンクリート。円筒部分のコンクリートの厚みは6.2mあるが、ドーム部分では次第に薄くし、天窓(オクルス)のところでは1.2mの薄さ。こうして厚い部分に重量がかかるようにしている。

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