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2010.06.11

さあ 感激のゴッホ、ゴーギャン!

1636_2     ゴッホの‘アルルのゴッホの寝室’

1635_2     ゴッホの‘星降る夜’

1637_2     ゴーギャンの‘タヒチの女たち’

1638_2     ゴーギャンの‘ブルターニュの農婦たち’

ポスト印象派のど真ん中にいるのがゴッホ(1853~1890)とゴーギャン(1848~
1903)。昨年の夏、東近美でビッグな‘ゴーギャン展’があり、今年はこのオルセー美展が終了すると秋には同じ国立新美で‘ゴッホ展’が開催される。海外へでかけなくて、二人の傑作を楽しめるのだから日本は本当に印象派天国。

ゴッホは7点ある。オルセーはアムステルダムのゴッホ美とオッテルローのクレラー=ミュラー同様、ゴッホの傑作を数多く所蔵している。だから、どの絵を世界巡回展に貸し出すかは悩ましいところだろう。大リーグのオールスターゲームのように‘オーヴェルの教会’、‘医師ポール・ガッシェ’、‘昼寝’(拙ブログ08/12/28)、‘芸術家の肖像’を全部というわけにはいくまい。

今回の目玉はズバリ、07年にも展示された‘アルルのゴッホの寝室’(07/1/29)、‘星降る夜’(08/2/19)、‘自画像’。3点ある‘ゴッホの寝室’のなかで最も気に入っているのがこの絵。色合い、筆遣いともにていねいに仕上げられており、何度みてもグッと惹きこまれる。

‘星降る夜’は08年現地で大変感動した絵。これが日本にやってくるなんて夢のよう。絵の前では大勢の人がうっとりした顔でみている。入館者にどの絵がよかったか?と聞いたら、この絵の人気が一番かもしれない。夜空に煌く星をよくみると、中央で最も輝いている星は白の絵の具が盛り上っている。心を強く揺すぶるのが川面に映る街の明かり。縦に長くのびる光は天空の星に呼応するように横に広がり、星空の美しさを一層際立たせている。

ゴーギャンの絵をみる一番の楽しみは平板な色面から生み出される色彩美。出品作8点のなかでこれを存分に感じさせてくれるのが傑作‘タヒチの女たち’(08/2/19)と‘ブルターニュの農婦たち’。とくに目に焼きつくのがどちらの絵にも描かれている女性の赤い衣服。また、‘レ・ザリスカン’でも右の草木の赤、‘黄色いキリストのある自画像’では黄色が強く印象に残る。

昨年のゴーギャン展(09/7/10)をみられた方はこれでゴーギャンは済みマークがつけられかも。最高傑作の‘われわれはどこから来たのか’(ボストン美)と‘かぐわしき大地’(大原美)を鑑賞し、ここで美術の教科書にでてくる‘タヒチの女たち’。日本に居ながらすごい体験!作品数も二つの展覧会を合わせると全部で60点近くになる。

1年でこれほど贅沢なゴーギャン作品がみれれば言うことなし。また、現在、三菱一号館美で開催中の‘マネ展’(7/25まで)にもゴーギャンが若い頃描いた‘イエナ橋とセーヌ川、雪景色’が出品されているのでどうかお忘れなく!

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