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2010.05.01

今年の西洋絵画展は印象派の当たり年!

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今日からGW本番、美術館へ出かける人も多いことだろう。人気の展覧会では待ち時間が長くなり大変な労力がいるが、好きな美術品をみるためだから足に目に力を入れてがんばるしかない。大勢の人が押し寄せそうな展覧会は、

(東京)
★‘マネ展’(4/6~7/25):三菱一号館美(拙ブログ4/6
★‘ボストン美展’(4/17~6/20):森アーツセンターギャラリー(4/25
(京都)
★‘長谷川等伯展’(4/10~5/9):京博
(奈良)
★‘大遣唐使展’(4/3~6/20):奈良博
(大阪)
★‘ルノワール展’(4/17~6/27):国立国際美(4/21

東京でも関西でも今年は印象派の展覧会の当たり年。日本ではモネやゴッホなどの回顧展は結構開催されるから、つい‘また印象派をやっているのね’と思われがちだが、今年の印象派展は特別。一年間にこれほど質の高い作品が登場する展覧会がいくつも行われるのは過去に例がない。とにかく年末まで切れ目なくすばらしい印象派展が続く。

自称‘印象派ならまかせなさい族’としては、印象派に目覚めた、あるいは虜になりつつある若い方に余計なアドバイスをしたくなる。で、今計画している印象派鑑賞大作戦をご披露したい。

まず、これから12月までに開かれるビッグな3つの展覧会のことから。
★‘オルセー美展2010 ポスト印象派’(5/26~8/16):国立新美
★‘ドガ展’(9/18~12/31):横浜美
★‘ゴッホ展’(10/1~12/20):国立新美

5/25からはじまる‘オルセー美展’にはすごい100点がやってきそう。チラシにはゴッホの‘自画像’やゴーギャンの‘タヒチの女たち’、セザンヌの‘水浴の男たち’、素朴派のアンリ・ルソーの‘蛇使いの女’などの傑作が載っている。オルセー美が工事のためこんな贅沢な展覧会が実現するのである。

オルセーにある印象派の名画はここ数年でみても、‘オルセー美展’(東京都美)、‘モネ展’(国立新美)、‘ルノワール展’(Bunkamura)、‘ロートレック’展(サントリー美)でかなりの数が公開された。今年は‘マネ展’に‘エミール・ゾラ’や‘ベルト・モリゾ’ など有名な絵がでているし、秋の横浜美の‘ドガ展’には目玉の‘エトワール’のほか数点が展示されるだろう。

パリへ出かけずに質の高い100点がみれるのだから、会期中何度も通って目に焼き付けるのもひとつの方法。1500円の入館料を5回払って図録を買えばちょうど1万円くらい。前売り券を買えば1000円引き。フランス旅行の費用に較べれば安いもの。

日本で開かれる展覧会でオルセーの作品が出品されるときは欠かさず出かけ、それでオルセーは見たことにし、印象派の傑作がどっとある米国のシカゴ美やワシントンナショナルギャラリー、メトロポリタン美を訪問すると印象派は一気に済みになる。このオプションも検討されることをお奨めしたい。

横浜美の‘ドガ展’はチラシに‘待望の大回顧展’とあるから、とても期待している。一級の‘セザンヌ展’を実施した実力を再度みせつけて欲しい。国立新美は秋にまたビッグな‘ゴッホ展’(10/1~12/30)を開催する。これは5年前、東近美であった‘ゴッホ展’のパートⅡ。アムスのゴッホ美とクレラー=ミューラー美から油彩35点が公開されるのでワクワクする。

気になる展覧会がもう二つある。
★‘ストラスブール美展’(5/18~7/11):Bunkamura
★‘ザ・コレクション・ヴィンタートゥール展’(8/7~10/11):世田谷美

チラシだけの情報だが、ストラスブールはモネやシニャックの作品が、ヴィンラートゥールはゴッホ、シスレーが載っている。印象派好きとしてはみておきたい。

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コメント

いづつやさんローマからお帰りなさい!さて今年は本当に印象派の当たり年ですね!本屋でもCasa BRUTASとPenがどちらもまるごと印象派。同じ時期に同じテーマの雑誌が、並ぶとは!僕はポスト印象派の招待券がはいらずやはりなあと思っていたのですが、いづつやさんのパリにいくより安いの言葉になんかほっとしました。けどポスト印象派、混雑するでしょうね、速く行くに限りますね。マネはもう大混雑のようですし。あとはブリヂストンの今やってる印象派はお好きですか、とか秋の特別展セーヌとか気になります。横浜はドガの前にポーラ美術館の印象派ですか、これもポーラまで行かなくてすみます。東博は逆に中国文明誕生とか地味な企画ですね

投稿: oki | 2010.05.16 07:43

to okiさん
お陰さまで無事ローマから戻ってきました。
毎日カラヴァッジョ展の余韻に浸ってます。

来週からはじまる‘オルセー展’はすごい
ことになりそうですね。こんな質の高い
印象派やアンリ・ルソーの絵がまとめてみ
られるなんて夢のようです。印象派に関し
ては日本は本当に美術大国ですね。

こういう特別の展覧会は何回もでかけて
印象派の傑作にどっぷりつかる戦略がお奨
めです。日本で長いこと印象派の展覧会
を体験しましたが、日本にいても一級の
名画にであえることは請け合いです。

秋の横浜美のドガ展は大ホームランをかっと
ばしてくれるのではないかと期待してます。

投稿: いづつや | 2010.05.16 23:02

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