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2010.04.25

鏑木清方の‘祭さじき’が突然目の前に現れた!

1488_3                       ‘祭さじき’

1489_2                       ‘薄雪’

1491_2          ‘妖魚’

美術館へ通っていると時々‘犬も歩けば棒に当たる’を実感することがある。松伯美のミュージアムショップに図録や絵葉書を買うため立ち寄ったら、そこに岡崎市美の企画展‘福富太郎コレクション 近代日本画にみる女性の美’(4/3~5/16)のチラシがあった。サプライズは裏面、追っかけ作品の鏑木清方の‘祭さじき’が載っているではないか!

お気に入りの日本画家、鏑木清方の絵はサントリー美であった回顧展で運良く‘秋の夜’(秋田県近美、拙ブログ09/12/3)と遭遇した。で、清方は一休み、あとは残る1点、‘祭さじき’(09/12/23)が鎌倉の清方記念館に出品されるのをじっと待っているつもりだった。

その待ち焦がれている絵が岡崎市美で展示されているのである(会期中展示替えなし)。これはもう出かけるしかない。土曜日は高速道路料金が1000円だからガソリン代はかかるが、安いコストで思いの丈を叶えることができる。朝、8時半に家をでたら、3時間半で着いた。いつもだと3時間でトイレ休憩なのだが、今回はノンストップで走った。

福富太郎コレクションは鏑木清方、池田輝方&池田蕉園の美人画で有名なことは以前から知っているが、こういう風にまとまった形でみる機会がなかった。お目当ての清方作品は20点ある。サントリー美にでた7点のうち‘薄雪’、‘妖魚’、‘廓の宵’とも再会した。次に多いのが関西の女流画家、島成園(6点)、そして池田輝方と妻の蕉園、北野恒富が4点ずつ。

関心の高い画家でいうと上村松園、伊東深水は1点しかない。深水の‘戸外は春雨’は日劇ミュージックホールに出演している踊り子の楽屋での様子を生き生きと描いた現代風俗画。画集には必ず載っている有名な絵である。福富太郎がこれにとびついたのはよくわかる。また、竹久夢二もしっかり2点あった。

‘祭さじき’の女性と‘雪’、‘金魚’、‘南枝綻ぶ’の女性は目や細長い顔がよく似ているが、賑やかな祭の雰囲気が桟敷席にいるこの女性の美しさを一際輝やかせている。きれいな図版が手に入ったので、浮き浮き気分。これで追っかけていた清方の美人画は全部みることができた。ミューズに感謝!

‘薄雪’は‘秋の夜’と同じく丸顔美形タイプの美人画。これをみているといつも女子フィギュアの浅田真央ちゃんを連想する。‘妖魚’の人魚は松園の‘焔’(08/9/28)とともに艶かしい日本画の代表格のような絵。心がザワザワするのであまり長くみつめないようにしている。

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コメント

いづつやさん、こんにちは。
川口市立アートギャラリー・アトリアの前を通り掛かったら、田原家コレクションが公開されてました。
(自分、川口市民なんです。)

何と鏑木清方の「隅田川両岸」が展示されています。以前、いづつやさんが絶賛されてたので、早速見ました。

まず、展示方法にビックリです!ネタバレになるので内緒にしますが(笑)画期的でした。

「隅田川両岸」は、左幅の「今戸」が気に入りました。桜の花びら、可愛い水鳥、いつまでも眺めていたいです。

他にも、土牛、大観、玉堂、青邨、など全部で16作品展示されてます。

JR川口駅・東口から徒歩8分程。月曜休館で、6月20日までです。無料なのも素晴らしいです。

あと西口前の公園には、ギョッとする像がゴロゴロしてます。お散歩コースにお勧めです。

それから、台東区蔵前にある第六天榊神社では、鏑木清方デザインの扇子を販売してました。三つ巴のマークでした。
由来は聞いてないんですけど。(笑)

長々すいません。いつも、いづつやさんに、いい刺激を受けてます。


投稿: みどりがめ。 | 2010.06.03 22:27

to みどりがめさん
清方の隅田川両岸はとてもいい感じですね。
その美しさを共有できたのが何よりです。
田原家コレクション、みたいですね。ご案内
有難うございます。日程を調整してみます。

投稿: いづつや | 2010.06.04 10:51

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