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2010.04.19

いつか見たいファルネーゼ宮殿の天井画!

1471_2      ファルネーゼ宮殿

1470_2    カラッチの‘バッカスとアリアドネの勝利’(大広間天井画)


1472_2            ファルネーゼ宮殿のカメリーノ(小部屋)

歌劇‘トスカ’の2幕の舞台であるファルネーゼ宮殿はまだ行ったことがない。1月に訪問したファルネジーナ荘からはテヴェレ川をはさんでちょうど真向かいのところにある。

ここはファルネーゼ家が住んでいた宮殿。1517年から建設が開始されたが、1543年枢機卿だったアレッサンドロ・ファルネーゼが教皇パウルス3世になると、3階のコーニスと屋根、中庭のデザインをミケランジェロに依頼し、1589年に完成した。現在、ここはフランス大使館。だから、中には入れない。

手元にあるイタリアガイドブックのローマの地図にはこの宮殿はもちろん載っているが、内部見学ができないから紹介記事はなし。で、内部がどうなっているかについてはNO情報だが、ここの大広間(ガレリア・ファルネーゼ)の天井にカラッチ(1560~1609)が描いたすばらしい絵‘バッカスとアリアドネの勝利’があることはわかっている。

これが完成したのは1600年。カラヴァッジョ(1571~1610)がちょうど同じ時期に描いた出世作‘聖マタイの招命’(拙ブログ06/5/21)や‘聖マタイの殉教’(ともにサン・ルイジ・デイ・フランチャージ聖堂)同様、大勢の人がこの天井画をみるためにやってきたという。

こういう絵は特別のコネクションのある専門家しかみる機会はない。たぶん縁がないだろう。可能性があるとすれば将来‘カラッチ展’が開催されたとき。これに関連して特別に公開されるかもしれない。

でも、カメリーノの天井に描かれた‘分かれ道のヘラクレス’はがんばればみれる。現在、この絵はナポリのカポディモンテ美が所蔵している。じつは、この絵だけカンヴァスに描かれていたため、取り外されてパルマ、ナポリと移されたのである。宮殿に飾ってあるのは後世の模写。

カラッチの絵はまだ片手くらいしかみてない。まずはカポディモンテ美を体験し、あとは‘バッカスとアリアドネの勝利’を夢みていたい。

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コメント

はじめまして、こんにちは。
ブログラムからお邪魔しました。
私もこのファルネーゼ宮殿、ぜひ入って見たいんですが、たまに行われる見学会も長蛇の列でなかなか狭き門のようです。
夜、カンポ・デ・フィオーリ広場から見上げるとわずかに天井画がのぞけますけど。ファルネーゼ宮殿はローマ郊外のカプラローラにもあって、こちらはペンタゴンの形をしていますが保存状態があまり良くないんですよね。
とても楽しそうなブログ、過去の記事も拝見いたします。

お邪魔しました。

投稿: cucciola | 2010.04.20 18:40

to cucciolaさん
はじめまして。書き込みありがとうござ
います。

ブログを拝見しますとローマにお住まいな
んですね。フェルネーゼ宮殿は一般に公開
されることがあるのですか?!カラッチの
絵をみる機会がほんのすこしあるなんて、
とても嬉しいです。

ローマへまた行くときは必ずチェックしたいと
思います。情報ありがとうございました。
いつもビバ!イタリアなので、これからも
よろしくお願いします。

投稿: いづつや | 2010.04.21 00:41

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