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2010.03.05

ビバ!イタリア  バルベリーニ宮美術館の名画!

1319_2           ラファエロの‘ラ・フォルナリーナ’

1318_2           コジモの‘マグダラのマリア’

1316_2   ホルバインの‘ヘンリー8世の肖像’

1317_2   ブロンズィーノの‘コロンナ4世の肖像’

4年前見逃したカラヴァッジョの‘ユディットとホロフェルネス’(拙ブログ2/14)のリカバリーが目的でバルベリーニ宮国立古代美を再度訪問した。ところが、映画‘カラヴァッジョ’のところでもふれたように世の中思い通りにはいかないもので、また貸し出し中。

ここが所蔵する3作品のうち日本にやってきた‘瞑想の聖フランチェスカ’もなく、展示は‘ナルキッソス’(09/2/11)のみ。人気のカラヴァッジョ作品をみるのは思いのほか骨が折れる。

館内は現在も修復中で前は大丈夫だった部屋が閉まっていたので、鑑賞できるのは全体の半分くらい。部屋をまわる順番が変わっていて、入ってすぐラファエロ(1483~
1520)の大胆な絵‘ラ・フォルナリーナ’(06/5/23)が現れた。

この女性はラファエロの恋人といわれているが、目の鼻も大きく明るい性格のようにみえる。ここへ来る前、ドーリア・パンフィーリ美でみた二人の男の肖像よりはこちらのほうが断然楽しい。

前回惹かれたピエロ・デ・コジモ(1462~1521)作、‘マグダラのマリア’をじっくりみた。コジモというとウフィツィ美にある子供むけの冒険雑誌に載っていてもおかしくない‘ペルセウスに救われるアンドロメダ’のように、グロテスクな怪獣やワイルドな人間がでてくる絵というイメージが強い。

だから、こうした端正な顔立ちの女性を単独で描いたものには少なからず戸惑う。暗い背景に浮かび上がるマグダラのマリアの顔はツルツルしており、身長がだいぶありそう。またまた、心を揺すぶられた。

ここには男性の肖像画でとびっきりいいのが2点ある。ホルバイン(1497~1543)の‘ヘンリー8世’とブロンズィーノ(1503~1572)の‘コロンナ4世’。いずれも堂々としたすばらしい肖像画である。

‘ヘンリー8世’では豪華な衣裳の精妙な描写、‘コロンナ4世’では鉄製の武具の豊かな質感に視線が釘付けになる。‘二人ともどうしてこんなに上手いのだろう!’と、ただ々見つめるだかり。

カラヴァッジョの追っかけ作品がNGで心の中にぽっかりあいた穴はしばらく開いたままだったが、前回みれなかったベルニーニの肖像彫刻3点がかなり心を癒してくれた。その神業的な彫りの技を息を呑んでみていた。

今回のイタリア美術の旅では、ベルニーニ作品をサン・ピエトロ寺院にあるもののほかに8点みることができた。これほど嬉しいことはない。隣の方も彫刻好きだから、満足げな顔をしている。

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