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2010.03.02

ビバ!イタリア カピトリーニ美(1) 傑作揃いの古代彫刻!

1300_2               ‘カピトリーノのヴィーナス’

1301_2     ‘瀕死のガラティア人’

1302_2         ‘刺を抜く少年’

1303_2                ‘カピトリーノの牝狼’

ローマは街のいたるところに広場があるので名前は一度には覚えられない。誰もが行くのがスペイン広場とナボーナ広場。ミケランジェロがデザインを手がけたカンピドーリオ広場ヘでかける人も多い。

ここのマルクス・アウレリウスのブロンズ像(レプリカ)は一度は見る価値のあるすばらしいもの。これを背景にして撮った写真を日本に帰ってからみると、‘うん、あのローマ帝国のローマへ行ってきたんだ!’と妙にローマづいたりする。

ガイドブックにはこの像の左が‘ヴィーナス’や‘瀕死のガラティア人’があるカピトリーノ美で、右が‘刺を抜く少年’やカラヴァッジョの絵があるコンセルヴァトーリ美とある。お目当ての一番は‘ヴィーナス’だから、まず左の建物へ進む。が、案内係りは‘ここは出口のみで入り口は右の建物’と人が並んでいるほうを指差す。では、ここはどこから入るの?

入館してわかったのだが、左の建物は地下道を通って行くことになっている。二つの建物全体がカピトリーニ美で図録には右がコンセルヴァトーリ宮、左が新宮となっている。どちらも古代彫刻の宝庫であるが、コンセルヴァトーリ宮は絵画作品もかなり充実している。まずは傑作揃いの彫刻から。

彫刻の本に必ず載っている‘カピトリーノのヴィーナス’は一体だけの特別室におさまっている。まさに別格の扱いである。原作は前3世紀から2世紀につくられ、これはローマ時代の模刻。大きな腰周り、豊かな胸のヴィーナスは恥じらいのポーズをとり、強い生命力と豊饒さを発散させている。

‘妻を殺害して自害するカラティア人’が見た瞬間、そのショッキングな形に心を奪われるのに対し、‘瀕死のカラティア人’は下をむいた顔と斜めに傾いた体からずしりずしりと戦いの悲劇というものが伝わってくる。この彫刻も精神性においてはものすごく劇的な表現になっている。

コンセルヴァトーリ宮では‘刺を抜く少年’と本物の‘カピトリーノの牝狼’を夢中になってみた。‘牝狼’はローマ建国の祖ロムルスとレムスが顔を横にむけている牝狼の乳を飲む姿がとても印象深い。また、ベルニーニ作の肖像彫刻と‘メドゥーサ’に遭遇したのも大きな収穫だった。

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