« 前田青邨の‘洞窟の頼朝’が重文指定! | トップページ | プロ野球パリーグ開幕、今年優勝するのはどこ? »

2010.03.21

静嘉堂文庫ではじめて‘唐物茄子茶入 付藻茄子’をみた!

 1384_2    ‘唐物茄子茶入 付藻茄子’

1383_2     国宝‘曜変天目’

1385_2               野々村仁清の‘色絵吉野山図茶壺’

静嘉堂文庫の珠玉の茶道具コレクションを心ゆくまで楽しんだ。アップするのが遅れてしまったが、‘茶道具名品展 国宝・曜変天目と付藻茄子’は明日が最終日。

ここの企画展は毎回図録を作らない。ここ数年、所蔵品の図録をリニューアルしており、3回に一度くらいのペースでニュー図録ができてくる。これがなかなかいい。やきものに限っていえば、本タイプの‘静嘉堂の茶道具’(08年2月)、‘静嘉堂蔵 古伊万里’(08年10月、ともに便利堂)は色がよくでており、頁をめくるのが楽しくなる。

今回の茶道具名品展は04年10月の‘三菱、岩崎家の茶道具 父子2代蒐集の至宝’、08年2月の‘茶碗の美 国宝曜変天目と名物茶碗’に続く第3弾。お目当てはまだお目にかかってない‘付藻茄子’。最初の名品展のとき買った図録にこの茶入は掲載されていたが、そのときも2年前も展示されなかった。だから、関心を持ちはじめて5年半後にようやく対面が叶った。

ここ数年、茶褐色の小さな茶入をみるのが大きな楽しみになっている。今回は目玉の‘付藻茄子’を含め、全部で12点でている。じつはこれを密に期待していたのである。この唐物茶入(南宋~元時代・13~14世紀)の形はたしかに茄子に似ている。もうひとつ、小さい頃のことを思い出した。おたふく風にかかった友達の顔はこんな風に膨れていた。

茶入の魅力は勝手に‘茶褐色の美!’と決めている。これになだれの景色がよければ最高。‘付藻茄子’は長く待った甲斐があった。すばらしい!また、隣にある‘松本茄子’にも魅了された。本当にいい茄子茶入に出会った。

国宝の‘曜変天目’をみるのは2年ぶり。毎度々斑文のまわりできる瑠璃色の光彩を夢中になってみてしまう。この茶碗は世界の宝だと思っているが、それが誕生した中国ではなくて日本にあるというのが嬉しい。お陰でこうやって定期的に鑑賞できる。

桜の季節にふさわしい野々村仁清の‘吉野山’(重文)を前みたのは5年前。ここであった‘京のやきもの展’と東博の‘伊万里、京焼展’に立て続けにでた。黒地に赤と金の縁取りで表現された満開の桜が浮かび上がる光景は幽玄的な雰囲気に包まれている。サイズはあまり大きくないが、強い磁力をもった茶壺である。

|

« 前田青邨の‘洞窟の頼朝’が重文指定! | トップページ | プロ野球パリーグ開幕、今年優勝するのはどこ? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 静嘉堂文庫ではじめて‘唐物茄子茶入 付藻茄子’をみた!:

« 前田青邨の‘洞窟の頼朝’が重文指定! | トップページ | プロ野球パリーグ開幕、今年優勝するのはどこ? »