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2010.02.28

ビバ!イタリア  ローマ国立博(1) 念願の‘円盤投げ’と対面!

1291_3                ‘円盤投げ’

1292_3        ‘休息する拳闘士’

1294_2          ‘レダと白鳥’

1293_2      ‘ローマ郊外の邸宅の装飾壁画’

今回の美術品鑑賞で収穫が多かったのがローマ。幸運にもテルミニ駅近くにあるホテルに3連泊したので、予定していた美術館と教会はほぼ訪問することができた。2日まるまる自由行動にして足を運んだのは全部で12箇所。まずはテルミニ駅の前にある
ローマ国立博物館から。

ローマでの重点鑑賞はカラヴァッジョの絵とギリシャ彫刻。カラヴァッジョは追っかけの第2弾だが、ギリシャ彫刻は遅まきながらようやく実現にこぎつけた。朝9時の開館と同時に入館した。まだ人は少なく、とても新鮮に感じられるギリシャ彫刻やローマ時代の肖像彫刻がゆったり気分で楽しめる。

この博物館が所蔵する美術品は3つの分館で展示されており、ここにあるとばかり思っていた有名な‘ルドヴィシの玉座’はナボーナ広場からテヴェレ川のほうへ向かって2,3分行ったところにある建物でみた。チケットは一度買うと、それを提示すれば他の2箇所も入れてくれる。

お目当ての‘円盤投げ’の前にやっと立つことができた。美術の教科書で出会って以来、オリンピックの陸上というとすぐこの彫刻が目に浮かぶ。これほどスポーツ競技にいどむ人間の美しさを表現した彫刻はほかにない。しなやかで弾力性に富む胸の筋肉に見とれ、血管がリアルに浮き出る右腕を上げたフォームを釘付けになってみた。

この超一級品をつくったのは前5世紀前半に活躍したミュロン。目の前にあるのは本物ではなく、前450年頃につくられたオリジナルをローマ時代にコピーしたもの。模刻でも全然問題ない。

‘休息する拳闘士’は‘円盤投げ’とは違い、作品の存在を知ったのはつい1年前。これはヘレニズム時代の前100~50年頃につくられたブロンズ像だが、その表現は生々しいまでにリアル。最接近してみると体のいたるところ傷痕がある。今は次の相手と戦うまでのつかのまのひと時、腰をかけ横をみつめる表情には戦い続けなければならない男の悲哀が感じられる。

裸婦像のなかで足がとまったのがオリジナルは前360年頃の‘レダと白鳥’。これもローマ時代の模刻。腰のあたりで白鳥(実はゼウス)をうけとめ、布を左手で大きくひろげるレダの身振りに惹き込まれた。ヴィーナス像はいろいろでてくる。‘恥じらいのヴィーナス’、‘うずくまるヴィーナス’、‘キュレネのヴィーナス’、こんなにヴァリエーションがあったとは!

昨年、西洋美であった‘古代ローマ帝国の遺産展’で夢中になってみた邸宅の装飾壁画を本場でも楽しんだ。これはアウグストゥスの妻が住んでいた邸宅の壁に施された風景装飾。花や鳥がでてくるので日本画をみている感じ。色が鮮やかなので大変魅了された。

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