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2010.02.16

ビバ!イタリア  アッシジ観光は日本人神父さんの案内つき!

1243_2    聖フランチェスコ大聖堂

1245_2    ジョットの‘聖フランチェスコの栄光’

1242_2    ロレンツェッティの‘夕陽の聖母’

1244_3    ジョットの‘聖フランチェスコの生涯:改心した異端者の釈放’

アッシジの聖フランチェスコ大聖堂はほかの教会と違って、中で案内ができるのはここで生活している神父さんのみでガイドさんによる説明はなし。このため、06年来たときは添乗員さんが用意してくれたミニ図版入りの案内図を手にして、上堂や下堂の壁や天井に描かれているジョット(1267~1337)の‘聖フランチェスコの生涯’やチマブーエの‘荘厳の聖母’などをみてまわった。

この度も同じ鑑賞スタイルを想定し、またこの資料をみながら再度ジョットの絵を楽しもうと思っていた。ところが、今回は6ヶ月前、日本からやってきたから谷村神父さんが特別に案内してくれるという。へえー、これは有り難い。どうして?添乗員Tさんのコネクションのお陰なのである。

神父さんの話を聞くのは教会での葬儀に出席したとき以外はないから、熱心に耳を傾けた。案内してもらったのは前回見なかった聖フランチェスコの墓、聖人が使用していた修道服や自筆の手紙などがある遺品展示室、下堂、上堂の壁画や天井画。
 
この案内で最も嬉しかったのがシエナ出身の画家、ロレンツェッティ(1280~1348)が描いた‘夕陽の聖母’。前回これを確かに見たという実感があやふやだった。だから、ここでのお目当てはこの絵。で、神父さんが下堂の別のところに向かったので、そこから離れ資料で確認した場所に行きこの絵を一応見た。が、画集に載っている絵のようでもあり、そうでないようでもある。中は暗いので絵がはっきりみえないのである。なにかひっかかる感じだがみたことにして、皆さんのいるところへ戻った。

すると、神父さんは今しがたみたところに行き、‘夕陽の聖母’の話になった。神父さんが指差しているのは資料が示していた場所の左隣。そこをよくみると図録で見慣れた絵があった。資料が間違っており、さっきみたのは別の絵。これは助かった!‘夕陽の聖母’と呼ばれるのは日没になると階段の上の出入り口から夕陽が当たり、美しさを際立たせるからだという。幼子キリストを見つめる聖母の切れ長の目に200%痺れた。

‘聖フランチェスコの栄光’は本祭壇の天井に描かれている絵のひとつで、隣には‘清貧のシンボル’、‘貞潔のシンボル’、‘従順のシンボル’がある。ここでは長椅子に座って神父さんから絵の解説とキリストの話を聞いた。とてもためになる話があったのでいずれ取り上げたい。

上堂の見所はなんといってもジョットの代表作のひとつ、‘聖フランチェスコの生涯’の28点。前じっくり見たのは‘小鳥の説教’(拙ブログ06/5/14)。時間が限られていたので神父さんにしてもらった解説は‘改心した異端者の釈放’や‘生き返った未亡人の告解’など4点くらいだったが、とてもわかりやすかった。神父さんによる特別案内をセットしてくれたTさんに感謝々である。

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