ビバ!イタリア 眺望の良さが魅力のサンマリノ!
ラベンナから南に70kmくらい行ったところに世界で5番目に小さい独立国家、サンマリノ共和国がある。広さは東京都の世田谷区くらいで、人口は約3万人。首都のサンマリノはティチーノ山(標高749m)の頂にある。バスは街の駐車場までどんどん登っていく。上にいくにしたがい霧のかかる度合いが多くなる。
ガイドさんの案内で主要な観光スポットを見て回るが、ラベンナ同様、寒いので動きは緩慢。道路の傾斜はすこしきついから参加者のなかには途中でひと休みする人もいる。眼下のレンガ色の建物は見下ろす感じなので、今歩いているところはそこからかなり高いところにあることを実感する。
通りの両サイドにある土産店やワインを売っている店などに入ったりしながら、街の中心に位置するリベルタ広場にある政庁舎に着いた。ここからの眺めがなかなかいいので写真タイムがしばらく続く。ここで一旦自由行動になるのだが、ほとんどの人はガイドさんの後についていく。しばらく坂道を登っていくと、切り立った岩山につくられた城塞が姿を現す。300m間隔で3つある。
最後のモンターレ城塞につくとガイドさんが皆をここまで連れてきたかったのがよくわかる。ここから眺める2番目のフラッタ城塞は最高!なんとも絵になる光景である。ふと昔みたドイツのノイシュバンシュタイン城を思い出した。寒さを我慢して登ってきた甲斐があった。
あとはバスの出発時間までここの土産品である切手や陶器などをみていた。ここはワインが安く、何本も買った人がかなりいた。ヨーロッパを旅行することは多いが、ワインを買って帰る習慣がない。普段家でワインを飲むことがないため、はじめから土産に入らない。
もうひとつの理由は重量を食うものは大量に購入する美術館の図録や名所のガイドブックだけにしたいから。スーツケースが重くなるのはこの本のせい。わが家のスーツケース事情はいつも本に左右されている。
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