« ビバ!イタリア  念願のドナテッロの‘ダヴィデ’と対面! | トップページ | ビバ!イタリア  ほっとするフラ・アンジェリコの‘受胎告知’! »

2010.02.18

ビバ!イタリア  はじめて訪れたカーサ・ブオナローティ!

1251_4        ミケランジェロの‘階段の聖母’

1252_2   ミケランジェロの‘ケンタウロスの戦い’

1253_2   サン・ロレンツォ教会ファサードと河神像の模型

1254_2   ミケランジェロの‘レダと白鳥’のデッサン

バルジェッロ国立博の前の通りをまっすぐサンタ・クローチェ教会のある方向へ10分くらい歩くとカーサ・ブオナローティに着く。I LOVE ミケランジェロなのに、まだここへは足を運んでなかった。ここのお宝はミケランジェロ(1475~1564)の初期の浮彫り彫刻、‘階段の聖母’と‘ケンタウロスの戦い’。

この二つはミケランジェロがロレンツォ豪華王にその才能を見出され、メディチ家に寄寓していた17歳頃の作品。薄浮彫りの‘階段の聖母’はドナテッロの影響を強く受けており、絵画のような彫刻。彫りは薄く、階段は遠近法を用い立体感を出している。キリストを抱く聖母の手が綺麗な横顔に較べて異常に大きい。

‘階段の聖母’のあとにつくられた‘ケンタウロスの戦い’では、丸みのある肉体を持った兵士たちが手をあげ体をぶつけ合い激しく戦っている様子が動感豊かに表現されている。バルジェッロでミケランジェロが手本にしたジョバンニ作のブロンズ浮彫‘戦闘’をみたが、お手本より‘ケンタウロスの戦い’にやはり惹き込まれる。

ここの展示スペースはあまり広くなく、ルネサンスの頃に建てられた一般的な家の部屋をまわる感じ。ミケランジェロは16世紀のはじめここに家を建てるつもりでこの土地を買ったのだが、一度も住むことがなかった。興味深かい部屋があった。ここにはミケランジェロが構想したサン・ロレンツォ教会のファサードと擬人像4点と一緒に設置する予定だった河神像の模型が並べて展示してある。残念ながらどちらも未完に終わった。

ミケランジェロが彫刻や建築物をつくる準備段階で制作したデッサンや設計図にも足がとまった。5点あるデッサンのなかでとても魅せられたのがダ・ヴィンチとコンペした‘カッシナの戦い’と‘レダと白鳥’のためのデッサン。‘レダと白鳥’は現在は失われてないが、この絵の習作はメディチ家礼拝堂にある擬人像‘夜’にも使われている。こうしたデッサンは大英博物館とかメトロポリタン美などにしかないから、貴重な体験である。

ミケランジェロの彫刻を長いこと追っかけてきたが、ここにあるものがみれたので残るはロンドン王立美術アカデミー蔵の‘トンド・タッデイ’のみ。ダ・ヴィンチに続いてもう一息でミケランジェロも済みになる。

|

« ビバ!イタリア  念願のドナテッロの‘ダヴィデ’と対面! | トップページ | ビバ!イタリア  ほっとするフラ・アンジェリコの‘受胎告知’! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/65878/47603706

この記事へのトラックバック一覧です: ビバ!イタリア  はじめて訪れたカーサ・ブオナローティ!:

« ビバ!イタリア  念願のドナテッロの‘ダヴィデ’と対面! | トップページ | ビバ!イタリア  ほっとするフラ・アンジェリコの‘受胎告知’! »