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2009.12.25

三の丸尚蔵館にある追っかけ作品もあとわずか!

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今年開かれた日本美術の展覧会で最も期待していたのが‘皇室の名宝展’。開幕前は10年前に体験した名宝展で見逃した絵画が再登場することを願い、狙いの作品が新規にでてくるのを期待していた。思いえがいていた作品の全部ではないが8割は願いが叶えられた。嬉しいかぎり。

★海北友松の‘浜松図屏風’
★長澤芦雪の‘唐子睡眠図’
★狩野探幽の‘井出玉川・大井川図屏風’
★‘絵師草子’
★‘小野道風像’
リカバリーできた5点のうちとりわけ心が和んだのが‘唐子睡眠図’と‘絵師草子’。

名宝展を2回体験したので、三の丸尚蔵館蔵で残っているのは次の3点だけになった。ここの作品はもうちょっとで済みマークがつく。
★海北友松の‘網干図屏風’:上の画像
★‘南蛮人渡来図屏風’:真ん中
★円山応挙の‘群獣図屏風’:下

‘網干図’というのは漁に使う網を乾かしている場面を絵にしたもの。この‘網干’は江戸時代以降、水辺の景色を表す文様として、波、千鳥、葦などと組み合わされて衣裳や工芸にさかんに使われた。

‘南蛮人渡来図’は長いこと待っているのだが、なかなか会えない。この六曲一双の屏風は展覧会に出品されたことがあるのだろうか?図版でみる限り、狩野山楽の‘南蛮屏風’(サントリー美)や狩野内膳の‘南蛮屏風’(神戸市博)と同じくらいいい絵にみえる。なんとしてもみなくては!の思いが強い。

応挙が象や虎や猿など動物を沢山描いた絵は4年くらい前仙台の美術館に出品されのに見逃してしまった。来年10月、三井記念美で‘円山応挙展’が開催されるから、そこに登場してくれたらご機嫌なのだが。

日本画の場合、いい絵との対面は本当に時間がかかる。これらの絵が10年後の名宝展までおあずけとなるとかなりシンドイ。せめて、三の丸尚蔵館の平常展で展示してほしいものである。来年の干支は虎なので、‘群獣図’を飾るいい機会。期待したい。

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