« 鏑木清方の‘築地明石町’に会えるだろうか? | トップページ | 三の丸尚蔵館にある追っかけ作品もあとわずか! »

2009.12.24

ずっと待っている藤島武二と竹久夢二の女性画!

1120_2
1121_2
1119_2
今年は洋画の当たり年で、いい回顧展が3つもあった。損保ジャパン美の‘岸田劉生展’、ブリジストン美の‘安井曾太郎の肖像画展’、そして松涛美の‘村山槐多展’。また、東京都美や川村記念館で行われた企画展でも山本芳翠や岸田劉生のいい絵が登場した。

そのなかで収穫は3点。
★安井曾太郎の‘F夫人像’(個人蔵)
★安井曾太郎の‘本多光太郎肖像画’(東北大学)
★岸田劉生の‘麗子座像’(個人蔵)

‘F夫人像’は追っかけリストにある絵だから大きな満足が得られたのはいうまでもないが、川村記念美で遭遇した‘麗子座像’にも大変魅了された。この絵を見るために佐倉へ3度も足を運ぶ羽目になったが、悔いを残さずに済んだ。昔からチラシなどに載っている絵が気になってしょうがないときは、‘絵が呼んでいる’のだと思って、1点だけの鑑賞でコストが高くなったとしても出かけることにしている。

日本のビッグネーム洋画家が描いた女性の絵には松園や清方の美人画同様、強い関心を持っている。東近美や東博平常展、ブリジストン美などに出かけ、ひとつ々済みマークをつけてきた。今、追っかけているのは藤島武二の2点と夢二の河村コレクション。

★藤島武二の‘芳蕙’(個人蔵):上の画像
★藤島武二の‘チョチャラ’(石橋美):真ん中
★竹久夢二の‘黄八丈’(河村コレクション):下

夢二のモデルもつとめたお葉に中国服を着させて描いた‘芳蕙’(ほうけい)に早くお目にかかれないかとミューズにお願いをしているのだが、とんと反応がない。この絵がこの前展示されたのは一体いつ、10年前?20年前?仮に藤島武二展が来年開催されたとして、この絵は登場する?今のところ、清方の‘築地明石町’のように遠い存在のままである。果たして、目の前に現れてくれるだろうか。

‘チョチャラ’は3年前全国を巡回した‘日曜美術館30年展’に出品されたが、東芸大美では惜しいことに展示されなかった。これは八重洲ではなく久留米のブリジストン美にある作品だから、また鑑賞の機会が遠のいた。こうなると、ブリジストン美で回顧展が行われるのを期待するほかない。

夢二の絵に開眼したのは03年尾道市美であった回顧展。このころ広島に住んでいたが、その一年前に山口県美で公開された河村コレクション(河村氏は下関の出身)は知る由もない。美術品の追っかけには時間のズレがよくある。これはどうしようもない。で、今はコレクションの再公開をじっと待っているところ。

|

« 鏑木清方の‘築地明石町’に会えるだろうか? | トップページ | 三の丸尚蔵館にある追っかけ作品もあとわずか! »

コメント

こんばんは。ブリヂストンの安井展は本当によかったですね!夢二というと今年は新宿高島屋でいい展覧会がありましたね。そして年があけたら日本橋三越でNHKプロモーション主催の夢二展がありますね!どんな作品が、出るのでしょうか?ともかく行きたい展覧会が多すぎです、来年もたくさんいい作品と出会いたいですね!

投稿: oki | 2009.12.26 00:56

to okiさん
安井曾太郎の肖像画はいいですね。図録も手に
入りましたからトータルの満足度は高いです。
ここで関根正二展や藤島武二展をやってくれと
嬉しいのですが。

夢二展の情報有難うございます。また、教えて
いただきました。期待して出かけよと思います。

投稿: いづつや | 2009.12.26 23:31

はじめまして。
ご存知かと思いましたが、老婆心ながら東大前の弥生美術館へいらしたことはありませんか?
併設の竹久夢二展は常設で観られます。
建物自体が古いので、ちょっと苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、宜しかったら行ってみては如何でしょうか。

投稿: poohtao | 2009.12.29 13:06

to poohtaoさん
はじめまして。書き込み有難うございます。
竹久夢二美へはまだ3回くらいしか行って
ません。ここにある‘水竹居’にぞっこん
惚れておりまして、ときどきこの絵をみに
また夢二美へ出かけようかなと思ったりし
ます。

ですから、HPは頻繁ではないですが、定期
的にみることにしてます。夢二とは一生つき
あうつもりですから、この美術館との縁を
深くしたいですね。これからもよろしくお願
いします。

投稿: いづつや | 2009.12.29 23:29

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ずっと待っている藤島武二と竹久夢二の女性画!:

« 鏑木清方の‘築地明石町’に会えるだろうか? | トップページ | 三の丸尚蔵館にある追っかけ作品もあとわずか! »