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2009.12.10

見てて楽しいウィリアム・ド・モーガンのタイル装飾!

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汐留ミュージアムはイギリスのアーツ&クラフト運動関連の展覧会にご熱心。今回は
19世紀、タイル装飾で活躍したウィリアム・ド・モーガン(1839~1917)をとりあげてくれた。日本ではじめての回顧展は12月20日まで開かれている。

このタイルデザイナーの作品は5年前、大丸東京であった‘ウィリアム・モリスとアーツ&クラフツ展’で数点みただけだから、知らないのと同じ。今回出品されているのはタイルを中心に皿、花器など150点あまり。これくらいみるとそこに施された装飾文様の特徴がおおよそつかめる。

タイルデザインのモチーフに使われるのは大半が花。いろいろでてくる。ヒナギク、アネモネ、カーネーション、ノバラ、モールバラなど々。上はインドでみたイスラム建築装飾を思い起こさせてくれる‘イスラム風パルメット模様と葉’。白地に映える花模様は優雅な香りを漂わせており、とても魅了された。

ド・モーガンがとりあつかった動物は60種あり、器や花瓶、皿に登場する。鳥ではクジャク、オウム、カモ、ワシ、フラミンゴ、コウノトリ、ペリカン、サギ。最もぐっときたのは真ん中の‘風変わりなクジャク’。

インドのムガール王朝の時代、クジャクは人々に好まれた鳥。インド旅行をしたばかりだから、このアヒルみたいなクジャクに敏感に反応する。ラスター彩皿のなかにとても美しいクジャク模様がある。見てのお楽しみ!

四足動物は定番のライオンとかヒョウ、シカ、空想上の獣、ドラゴンがでてきた。そして、ヘビや魚も描かれている。ヘビは苦手なので‘ヘビと花’の前からはすぐ離れたが、下の‘ヘビとイトスギ’はどういうわけか惹き込まれた。横向きになっているヘビはそれほど怖さを感じないからかもしれない。

今回見てて開放的な気分になったのが大海原を進む‘ガリオン船’。中世あるいはチューダー様式の帆船が絵付けされたタイルや花器、鉢が7点あった。航行する船のまわりを生き生きと泳いでいる魚が目に焼き付けられた。

ロセッティ、バーン=ジョーンズ、モリスのモノグラフをここ一年かけて集中的に読んだので、ド・モリスにもすっと入っていけ、アーツ&クラフツ運動の理解が深まった。見ている時間は20分にすぎなかったけれど、図録もゲットできたし十分な収穫があった。


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