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2009.12.16

浮世絵の楽しみがぎゅっと詰まった浮世絵百華展(後期)!

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たばこと塩の博物館で開催中の‘平木コレクションのすべて 浮世絵百華展’の後期‘浮世絵とは何であったか’(12/15~1/11)を楽しんだ。前期(拙ブログ12/4)とそっくり入れ替わった70点は4つの切り口でグルーピングされている。

Ⅰ ‘錦絵’という事件
Ⅱ 時代の中の浮世絵
①‘知’の発現としての浮世絵 ②文芸世界との交歓 ③‘知’の底上げ ④江戸の‘浮世絵学’
Ⅲ 浮世絵という情報媒体、浮世絵の情報回路
①絵は読むものー絵解ー ②悪所に開く窓 ③絵草紙屋の風景 ④‘メディア’としての浮世絵⑤浮世絵と広告
Ⅳ 生活の諸相と浮世絵
①雛形 ②柱の立つ美女 ③子どもと浮世絵

摺りの状態のすばらしい平木コレクションをとても上手い構成でみせてくれるのだから、浮世絵ワールドを満喫できることは請け合い。こういう楽しくてためになる展覧会というのが一番いい。魅了される絵がいくつのあるので絞り込むのに苦労する。迷ったときは素直に最も好きな絵師を選択することにしている。

★鈴木春信の‘機織’(明和3年・1766頃):上の画像
★鈴木春信の‘本柳屋お藤’(明和5~6年頃):真ん中
★石川豊信の‘妓楼の酒もり’(宝暦1751~64年中期):下

背景が紅一色の‘機織’は春信作品のなかでもお気に入りの絵。春信の絵でいつも感心させられるのが動感描写。機械を操作するため紐を巻きつけた右足をみると、機織作業の‘カチャ、カチャ’という音が聞こえてきそう。

明和期に人気の娘が二人いた。笹森稲荷前の茶屋の看板娘お仙とここに登場する浅草の化粧品屋の看板娘お藤。お藤をひと目みようと店にやってきた頭巾姿の若い男は‘お藤ちゃん、いつもきれいだねぇー、爪楊枝をおくれ’とかなんとか言っている?それともズバリ、‘今夜、俺と遊ばない!’と直球勝負?

こういう実在のカワイイ女を描いた絵を何枚も摺って江戸中にその存在を広めるのだから、浮世絵は情報メディアそのもの。これは今でいうと若い女性が読んでいる‘カリスマ店員○○ちゃん’を紹介する雑誌と同じ。春信の絵は後に歌麿の美人画になり、そして現代にもしっかり受け継がれていた!

今回の収穫のひとつは石川豊信が描いた座敷あそびの絵。コンディションがよく、こちらもつい浮かれてしまう。東博の浮世絵コーナーに5年通っているが、豊信の絵でこんなにうっとりさせられることはなかった。流石、平木コレクションである。

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