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2009.11.24

その八 ビンベトカの洞窟に1万年前の壁画が残っていた!

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このツアーはムンバイのあとは北上しながら世界遺産を訪ねていく。どこも名所観光は2~3時間で終了し、あとは長い時間を列車とバスのなかですごし、次の目的地に到着する。

ホテルを出発する時間はとても早い。サーンチー仏教遺跡群がメインとなる日、ボハールのホテルを出発したのは6時。モーニングコールが5時、荷物出しと朝食は5時半だからあわただしい。

サーンチーへ行く前に、まずボハールの南西45kmにあるビンベトカの丘へむかった。ここの洞窟に1万年前に描かれたという壁画を見るためである。現地に早く着きすぎて、ガイドさんの顔がみえない。そのうち到着するだろうと、途中までこの世界遺産を管理している人から説明してもらった。

★ビンベトカの洞窟の様子(上の画像)
★象と馬の壁画(真ん中)
★狩りの場面が描いた壁画(下)

ここは古代は海岸線に近い場所だったとみられており、岩が浸食された洞窟の内部には植物染料で描かれた壁画が沢山残っている。1957~58年に発見され、発掘調査は1975年まで続いた。壁画の色によって、その絵が描かれた年代がわかるという。白色は1万年前、赤は5000年前、黄色と緑は4500年前。植物染料には木を削るとでてくるミルクが混ぜられているため粘着性があり、色が落ちなくなっている。

象と馬がよく残っている絵は1万年前のもの。こういう古代の壁画をみるのははじめてだから、興奮しながらみた。狩の場面には虎、鹿、イノシシがみえる。ほかには牛の群れや人々のグループダンスの様子を描いたものなどがある。モティーフの描き方は平板だが、強い生命力やスピード感が十分感じられる。ここは情報がなく期待もしていなかったが、満足度は高く貴重な体験だった。

サーンチーのことは明日取り上げるが、ストゥーパ見学のあとに待っていたバスによるカジュラホまでの長時間移動について少し。

昼食後、Bさんから受けた説明ではホテルまでの所要時間は10時間。以前、トルコを旅行したとき7時間というのがあったが、これを上回る。カジュラホまでの距離を考えたら、どうしてそんなにかかるのか?だった。理由は20分もバスに乗っていればすぐわかる。道路が悪いので思うようにスピードが出せないのである。

このことはガイドブックに書いてあったし、旅行会社からも座席の揺れがひどいからクッションなどの対策を事前に案内されていた。で、隣の方はエアクッションを購入していた。だんだんその悪い道路事情が正体をあらわした。われわれは最後尾の席だったから、天井に頭をぶつけるのではないかと思われるほどの大きな揺れに見舞われた。まるで水の流れの速い河をゴムボートで河下りしているよう。

道路はアスファルト舗装されているが、古くなったところの穴ぼこがちゃんと補修されてないので、大きなおしりジャンプが断続的に起きるのである。これでも大変なのに、農村部へ入ると、アスファルト舗装ではなく土のままの路を走るので、バスの上下左右のガタガタはもっとひどくなる。

バスは途中トイレ休憩で2度停車したが、いわゆる‘青空トイレ’。インドの大地にちょっとエクスキューズ。ビールを飲んだ人がイレギュラーに‘ちょっと止めて!’も勿論OK。カジュラホには渋滞が少なかったため予定より2時間早く到着した。これは運がよかった。でも、8時間のバスの旅はさすがにくたびれる。

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