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2009.10.22

THE ハプスブルク展 その一 目玉はスペイン絵画!

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国立新美で開催中の‘THE ハプスブルク展’(9/25~12/14)は東博の‘皇室の名宝展’同様、大盛況。ウィーン美術史美とハンガリーのブダペスト国立西洋美からやってきた絵画75点は02年の‘ウィーン美術史美術館名品展’(東芸大美)の内容を2割くらい上回る感じ。

いい絵がいくつもあった前回のレベルをこえるのだから、これは春のルーヴル美展と遜色のない一級の西洋画展覧会である。しかも武具や装飾工芸品のオマケつきだから、気分は相当盛り上がる。

ビッグな展覧会なので絵画を2回取り上げることにした。目玉はずばり、スペイン絵画!
★ベラスケスの‘白衣の王女マルガリータ・テレサ’:ウィーン美術史美(上の画像)
★エル・グレコの‘受胎告知’:ブダペスト国立西洋美(真ん中)
★ムリーリョの‘悪魔を奈落に突き落とす大天使ミカエル’:ウィーン美術史美(下)

今回、5歳の王女マルガリータは弟の‘皇太子フェリペ’(2歳)も連れてきてくれた。ベラスケス(1599~1660)はマリガリータの肖像画を3点(拙ブログ08/8/5)描いているが、国立新美は昨年が3歳のときの‘バラ色のマルガリータ’、今年が5歳のマルガリータを展示してくれた。

これで‘フェリペ’を入れて美術史美にあるべラスケスの作品は日本で全部公開されたことになる。‘待てば海路に日和あり’である。3歳の絵も心に響くが、この白衣を着たマルガリータもとても可愛い。まるでお人形さんみたい。

また、ベラスケスが20歳頃に描いた‘食卓につく貧しい貴族’(ブダペスト美)と再会できたのも有難い。このカラヴァッジョを思わせる光の使い方を目に焼けつけた。

グレコ(1541~1614)の‘受胎告知’は86年に西洋美であったエル・グレコの超一級の回顧展に大原美蔵の‘受胎告知’と一緒に展示された。また、03年中欧を旅行した際、ブダペスト美でも見たから縁が深い。

グレコの絵にのめりこんでいったのはこの回顧展から。Myカラーが緑&黄色なのはグレコの絵に魅せられているため。ヨーロッパでも有数のグレココレクションを誇るブダペスト美からこの傑作がやってきたのは本当にすばらしい。うっとりしながら見ていた。

ムリーリョ(1618~1682)の大天使ミカエルの絵もなかなかいい。血のついた剣を右手のもつ躍動感のある姿に思わず惹きこまれる。

ゴヤ(1746~1828)はブダペスト美から男性の肖像画が1点。あまり欲張ってもいけないのだが、これでなくて1810年に描かれた傑作‘水を運ぶ女性’が登場したら嬉しかったが。そううまくはいかない。

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