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2009.08.22

川村記念美で気になる麗子像を見た!

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展覧会へ出かけるときの決め手はやはり出品作の内容。美術館のHPやチラシに目玉となる作品が載っている。関心の高い展覧会の場合、見たい絵は普通3点くらいはあるから躊躇なく出かける。悩むのは展覧会自体にはそれほど惹かれないのに、作品のなかに気になる絵が含まれているとき。

川村記念美へ横浜からクルマを走らせたのは‘4つの物語 コレクションと日本近代美術’(6/27~9/27)に出ている岸田劉生の‘麗子座像’と対面するため。

今回、麗子像とは折り合いの悪さが続いた。佐倉へは百鬼夜行絵巻を見るため、
7/25国立歴史民俗博物館に足を運んだのに、すぐ近くに京成佐倉駅があったので、川村記念美はパスして東京に戻ってきた。

そのあと、この絵が気になってしょうがないので、8/11JRを利用してまた佐倉駅まで行った。ところが、1時間に1本でている美術館の送迎バスは5分前に出発していた。この日はいろいろ予定があって次のバスを50分も待っていたら、計画が狂ってしまう。タクシーに乗ると片道2500円かかるという。で、きっぱりあきらめて引き返した。

佐倉詣3度目にしてようやく‘麗子座像’(上の画像)に会えた。この絵を所蔵しているのは大阪に住む個人、展覧会にでたのは数十年ぶりだという。とても気になる絵なのに手元の画集や美術本にも載ってない。

絵の前に立った瞬間、‘こんなすばらしい麗子像がまだあったのか!’と興奮した。有名な‘麗子微笑’(1921、東博、拙ブログ07/11/7)の1年あとに描かれているので、顔の描き方がよく似ているし、‘二人麗子図’(1922、泉屋博古館東京分館、06/9/17)に描かれた左の麗子の横顔ともうり二つ。ハイライトの白や首もとにみえる強烈な緑に震えるとともに、紫のセーターとチェック模様の赤いスカートの質感描写にいつもながら感服する。

この絵に引き合わせてくれたミューズに大感謝!損保ジャパン美の‘肖像画展’(5/2)とこの麗子像をみたので岸田劉生は一段落。最後に残った‘麗子住吉詣之立像’(個人)は気長に待ちたい。

1点買いの鑑賞なので、あとはさらっとみた。収穫は山下新太郎の‘端午’(真ん中)とこの企画展の前の常設コーナーにあった鏑木清方の‘明治時世粧・すきや’(下)。‘読書の秋’(07/7/30)を描いた山下は好きな洋画家なので、こういう子供の絵にもすぐ反応する。

川村記念美というと日本における現代絵画の殿堂のイメージが強いが、ここには質の高い日本画が結構ある。清方の‘すきや’の隣に橋本関雪の屏風‘琵琶行’と長澤芦雪の‘牧童図’があった。

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