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2009.08.27

東博浮世絵エンターテイメント! 国芳

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現在、東博本館の浮世絵コーナーにでている作品は8/4~9/6の展示。今回は歌川国芳(1797~1861)をメイン(10点)にした構成になっている。

★猫のすゞみ(上の画像)
★金魚づくし・玉や玉や(真ん中)
★金魚づくし・百ものがたり
★金魚づくし・さらいとんび
★東都富士見三十六景・新大はし橋下の眺望
★東都名所・浅草今戸
★東都名所・かすみが関(拙ブログ6/26
★二十四孝童子鑑・薫永
★通俗水滸伝豪傑百八人之弐個・浪子燕青
★通俗水滸伝豪傑百八人之一人・花和尚魯知深(下)

国芳はおもしろい猫の絵をいくつも描いている。‘猫のすゞみ’では猫が芸者や涼み舟の船頭に変身。‘暑いわねェー、船頭さん、ちょいと手を貸しておくれ’、‘いつも綺麗だねェー、お藤姉さんは。足元に気をつけておくんなさいよ’、こんな会話が聞こえてくるようだ。

ベルギー王立美の浮世絵コレクションでおおいに楽しませてもらった‘金魚づくし’シリーズの3点が登場。また、夢中になってみた。真ん中は子供たちに人気のあったシャボン玉売りの絵。この金魚オジサンは下で誰かに支えてもらっている?お母さん亀におんぶされた子亀は上にのぼっていくシャボン玉をつかもうとしており、右下のオタマジャクシはしっぽ立ちで浮かれている。

また、大きな顔の猫が舌をだして、金魚やメダカをびっくりさせている‘百ものがたり’も最高におもしろい。金魚が主役の絵のはずなのに、国芳は猫が大好きだから、ついつい猫に肩入れしてしまったのであろう。

‘東都名所’の2点は西洋画の影響が随所にみられる。天空にたなびく雲は同じようなフォルムで描かれ、かすみが関では中央の背をこちらに向けている二人の影が地面に落ちている。

武者絵‘水滸伝豪傑’シリーズは国芳の出世作。小さい頃、お祭りや正月の神社参詣のとき、物売りの屋台や店先にはこういう絵を意匠に使ったグッズがまだいっぱいあった。だから、毛むじゃらの和尚が鉄の棒で松の大木をぶっ倒している下の絵をみると、昔のことが懐かしく思い出される。

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