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2009.08.13

のりにのっているアートエンターテイメント本 ‘もっと知りたい’シリーズ!

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展覧会図録の話をしたので、本屋さんで販売されている美術本についても少しふれてみたい。本好きの人なら‘いい本を手に入れた!’と心から嬉しくなることがよくあるはず。次の3冊は最近購入したもので手にとるのが楽しくてたまらない本。

★‘もっと知りたい ルネ・ラリック’:鈴木潔著 東京美術 09年5月(上の画像)
★‘ラリックをめぐるフランスの旅’:池田まゆみ監修 小学館 09年6月(真ん中)
★‘もっと知りたい 世紀末ウィーンの美術’:千足伸行著 東京美術 09年8月(下)

国立新美で開催中の‘ルネ・ラリック展’(9/7まで)を鑑賞したのがきっかけで、‘もっと知りたい’シリーズと展覧会を企画した池田まゆみ氏監修の‘ラリックをめぐる旅’を手に入れた。図録とこの二つの本に載っているラリックのすばらしい宝飾品やガラス作品を今、ため息まじりで眺めている。

とくに感激しているのは‘もっと知りたい’シリーズ。‘よくぞ掲載してくれた!’と拍手を送りたいのがリスボンにあるグルベンキアン美のコレクション。全部で18点ある。表紙に使われている胸元飾り‘トンボの精’や‘蛇’などラリックの最高傑作の宝飾品がずらり。おそらく自慢のコレクションはすべて出してくれたのであろう。

また、パリ装飾美の煌めくネックレス‘ハシバミの実’など9点にもクラクラしっ放しなので、次のパリ旅行はここを訪問することを決めた。ところで、パリ装飾美は一体どこにあるのか?と思っていたら、うまい具合に‘ラリックをめぐる旅’という気の利いた本が出版されていた。即、購入。装飾美があるのはなんとルーヴル美のすぐ近く!こうなるとラリック鑑賞が現実味をおびてくる。パリの楽しみがまたひとつ増えた。

東京美術の人気シリーズ‘もっと知りたい’は快調に出版を重ねている。11日(火)、OAZOの丸善に寄ったら‘世紀末ウィーンの美術’があったので、すぐ手にとってみた。またまた、贔屓の千足伸行氏の執筆。相変わらず本のデザイン、構成、図版のレイアウトが上手い!まさにのりにのっている感じ。このシリーズについては拙ブログ07/2/27でアートエンターテイメントのシンボル的な本と書いたが、今では‘次はどの画家をとりあげてくれるのだろうか?’と新しい本の出版が待ち遠しくなっている。

最新刊の‘世紀末’は日本橋高島屋で行われる‘クリムト・シーレ展’(9/16~
10/12)や国立新美の‘ハプスブルク展’(9/25~12/4)を睨んでの出版であろうが、ゴーギャンにしろラリックにしろクリムトにしろ、美術ファンにとって人気のある画家は誰か?またどの美術館にたいする関心が高いかをよく把握し、タイムリーに出版するのだから、マーケティング力はかなりのもの。

この調子だと、‘もっと知りたい’シリーズはTASCHEN本同様、どんどん本棚のスペースを占領していきそう。

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