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2009.08.20

散歩で街角ウォッチング!缶ビールを歩きながら飲む男性が増殖

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日本は‘十人一色の国’(拙ブログ05/1/17)で流行に目ざといから、飲食物に対する好みも短期間でいろいろ変わっていく。変わるのは物だけではない。食べたり飲んだりする場所だって変わってきた。

いまではJRや私鉄各線、地下鉄の車内で弁当やお菓子を食べる人をみても驚かなくなった。女性が電車の中で平気で化粧をするご時世だから、飲食でも地方を走る列車のボックス席と同じ感覚で弁当を食べたり、お酒を飲んだり、もう何でも有り。

1年前、横浜市営地下鉄で遭遇した光景が今でも目に焼き付いている。桜木町駅で背広をきたちゃんとしたサラリーマン風の若い男性が乗ってきた。夜7時ごろだから、車内は通勤帰りの乗客で大変混んでいる。こういう状況で顔がすでに赤いこの男性は立ったまま手にもった缶ビールを気持ちよく飲むのである。目が点になった。‘オイオイ、この満員電車のなかでビールかよ!’これまでこんな光景は見たことがないから、呆れて見ていた。

散歩を長年していると、人々のいろいろな立ち振る舞いに出食わす。暑い夏になると、缶ビールを歩きながら飲む男性をよくみかける。昨年あたりからすごく増えてきた。10人いると8人が中高年で、2人が20、30代といった感じ。この人たちは別に遊び人風でもなく皆ごく普通の人。5年前はこんな中高年は見かけなかった。

中高年は年金をもらっている人でもまだ働いている人でも、年金受給額の減額や不況の影響で生活が苦しくなり、堪えじょうがなくなってきているのだろう。だから、暑いと買った缶ビールを家に帰るまで待てず、歩きながら飲んでしまうにちがいない。普通のオヤジさん、お爺さんだからちょっと考え込む。‘だらしなくないか、昔の年配者は皆家に帰って飲んでいたぞ!’といつも心のなかでつぶやいている。

小さい頃、酔っ払いは今とは較べものにならないくらい多くいた。昼間でも、食べ物屋には常連の酔っ払いオジさんがいて、‘ちょっとお姉ちゃん、冷もう一杯’なんて大きな声をあげていた。今、歩きながらビールを飲んでいる人たちはこういう昔の酔っ払いのようなことはないので、こちらがすれ違いざまに不快な感情をもつことはない。ビールも第三のビールとか価格の安いものが登場しているから、酒好きな人は自販機で買った缶コーヒーを飲むみたいにビールを飲んでいるのかもしれない。

上の絵は贔屓の中国人画家、王子江さんが昨年あった回顧展(拙ブログ08/2/24)のために描いた‘大餐図’(左側)。家族、友人、知人などが円卓を囲み、ビールを飲み美味しい料理を食べている。中国人にとって飲食は人生楽事のひとつ、このことをよく伝えるすばらしい風俗人物画である。

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