開国博Y150を食ってしまう海のエジプト展!



横浜美から海のほうへ向かって10分くらい行ったところにあるパシフィコ横浜で6/27からはじまった‘海のエジプト展’(9/23まで)を見てきた。もともと関心が高かったのだが、朝日新聞の販売店が定期的に行っているチケットプレゼント(2300円×2枚)に応募したところ、幸運にも大当たり。応募者が多いチケットが当たると素直に嬉しい。
会場は地下鉄みなとみらい駅のすぐ近くにあるので、東京方面からだと渋谷で東横線の特急に乗るとアクセスがスムーズ。JRの桜木町で下車する人はそこから、動く歩道、クィーンズスクエアをどんどん進んでいくと15分くらいで会場に着く。
入場券売り場近くの自販機の後ろがコインロッカーになっているが、美術館とは違い300円は戻ってこない。これから混雑してくるとこれだけの数ではとても足りないので、これは利用できないと思っていたほうがいいかもしれない。
中に入ると、海底で発見された巨大な王の像、金のアクセサリーやコイン、壺、食器など(約490点)を鑑賞し、解説のビデオ映像をみたり、上手にディスプレイされたイラストパネルを読んだりと全部見終わるのに最低2時間はかかる。その間、重いバッグを持って歩くのはキツイ。
感想を書く前に会場を案内し注意事項を述べているのは、この展覧会は大勢の人が訪れ混雑必至と思われるから。夏休みに入ると子供たちや学生、親子連れがどっと押し寄せることは間違いない。じっくり見たい方は早めの出動を。
一般の美術館と比べると広い会場なので展示品のレイアウトがゆったりして、導線の流れがいい。発掘品はコインのように小さなものや大きな像があるので、単眼鏡があると便利。ひょっとして必要かもと思い持っていたら、すごく役立った。
上はヘラクレイオンから発見された‘プトレマイオス朝の王妃の巨像’(左)、‘ファラオの巨像’(中)、‘豊穣神ハピの巨像’(右)。高さ5mの3体が一緒に並んでいる姿は圧巻!一度訪問したエジプトの神殿の門の前にいるような気分になった。現地でもこれだけ大きな像はそれほど沢山は見なかった。これと同じくらい大きなものがもうひとつある。見てのお楽しみ!
同じくヘラクレイオンの海底に眠っていた真ん中の‘ウジャト形ビーズ’を興味深く見た。ウジャトは‘ホルス神の目’のことで、健康とか完全な目や健康な目を意味する。人々はこのビーズをお守りとして首飾りにつけたりした。
これをみてクリムトの‘アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像’(拙ブログ6/28)にみられる衣装の模様を連想した。目の模様は前からエジプトのパピルスに書かれたこのウジャトを借用したとみていたが、渦巻きも古代エジプトに霊感を得たことがわかった。これは収穫!
スフィンクスは何体もあるが、首が残っているのはアレクサンドリアからでてきた2体のみ。下はクレオパトラの父、プトレマイオス12世のスフィンクス。頭にかぶっているネメス頭巾とその端正な顔つきに目が釘付けになる。こんな魅力的なスフィンクスはみたことがない。
そして、絶世の美女クレオパトラの横顔が刻まれた貨幣(青銅)をじっくりみた。これがクレオパトラの実像?最後のコーナーで、古代エジプトゆかりの香料や花の香りを体験できるようになっている。気を引いたのは没薬、乳香、いい体験だった。
仕上げにみる大画面のヴァーチャル体験シアター(15分)はとても楽しくてわかりやすい。プトレマイオス朝やアレクサンドリアについての知識が増え、また美しい像にも遭遇した。予想をはるかに上回るすばらしい展覧会だった。
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コメント
こんばんは。
これは私も侮っていました。
行って観てビックリの連続。
大満足でした。
投稿: Tak | 2009.07.03 23:52
to Takさん
とてもわかりやすい展示の仕方で、おも
しろかったですね。夏休みは大勢の人が
押し寄せそうですね。
投稿: いづつや | 2009.07.04 08:41
本日はありがとうございました!
これは子供も一緒に行こうかと思っていましたが、やはり最初に一人でじっくりと見たい気もしてきました。そのためには夏休み前に行く必要ありですね。
投稿: noel | 2009.07.05 01:17
to noelさん
昨日はお世話になりました。楽しくお話させていた
だきました。これからもよろしくお願いします。
海のエジプト展は期待値の倍くらいよかったです。
プトレマイオス12世のスフィンクスはnoelさんの
チャーミングな目のように美しいです。そして、
高さ5mの3体の石像に驚きます。こういう巨大な
ものをみることは普段の生活ではありませんから、
貴重な異空間経験です。どうかお楽しみください。
投稿: いづつや | 2009.07.05 11:05