日本一のアジサイの名所は箱根登山鉄道!
拙ブログの定番になったアスパラクラブのアンケート‘日本一の○○’(朝日の夕刊)、今回は‘アジサイの名所’だった。その結果は次の通り(回答総数7030人、複数回答)。
1位 箱根登山鉄道(神奈川) 2945人
2位 明月院(神奈川) 2532人
3位 三室戸寺(京都) 2212人
4位 矢田寺(奈良) 1311人
5位 六甲山・麻耶山一帯(兵庫) 1238人
6位 成就院(神奈川) 707人
7位 高幡不動尊金剛寺(東京) 604人
8位 神戸市立森林植物園(兵庫) 568人
9位 みちのくあじさい園(岩手) 550人
10位 本土寺(千葉) 398人
山より海の方が好きなので、伊豆には定期的に出かけているが、箱根はまだ片手くらいしか行ったことがない。だから、日本一になった登山鉄道の紫陽花は縁がない。箱根だけでなく、ここに登場した紫陽花の名所はどこも行ってない。といっても、梅雨時の紫陽花は家にまわりに結構あるから、散歩の途中青やピンクの花を楽しんでいる。
紫陽花を満喫した経験がこれまで一回ある。広島から温泉旅行で島根県の浜田をめざしてクルマを走らせていたとき、花街道という道路の両側に紫陽花が何㎞にもわたって咲いていた。その鮮やかな紫がかった青やピンクの色が今も目に焼き付いている。
これまで紫陽花の絵を取り上げたのは一度だけ(拙ブログ06/6/22)。梅や桜に比べると描かれることはだいぶ少ないが、すぐ思いつくのを3点紹介したい。
★山口蓬春の‘梅雨晴’:山種美(上の画像)
★速水御舟の‘翠苔緑芝’(左隻):山種美(真ん中)
★北斎の‘紫陽花に燕’:ベルリン東洋美(下)
日本画で紫陽花の名手は山口蓬春。葉山の記念館と山種美にあるのがとくにすばらしい。四曲一双の金地屏風に兎と一緒の描かれた御舟の絵も見ごたえがある。新山種美のオープン展でまた会えるだろう。北斎の絵は燕を上から急降下してきたように見せるところが秀逸。
| 固定リンク
コメント