行きたい白砂青松 ベスト10!
6/2付の朝日新聞にアスパラクラブのアンケート‘行きたい白砂青松’が載っていた。それによると、上位10は次のようになっている(回答総数4886人、複数回答)。
1位 天橋立(京都) 1534人
2位 三保の松原(静岡) 1424人
3位 松島(宮城) 929人
4位 九十九里海岸(千葉) 928人
5位 襟裳岬(北海道) 807人
6位 浄土ヶ浜(岩手) 618人
7位 虹の松原(佐賀) 553人
8位 湘南海岸(神奈川) 372人
9位 弓ヶ浜(鳥取) 340人
10位 気比の松原(福井) 234人
このなかでまだ行ってないのは襟裳岬、浄土ヶ浜、気比の松原。天橋立と三保の松原の差はあまり無い。白砂青松というとやはりこの二つが人気の名所。天橋立を訪れた方は皆、リフトで‘天橋立ビューランド’へ行かれると思うが、ここからの眺めがすばらしく、日本三景のひとつといわれることに即納得する。天橋立は端から端まで約3.6㎞。智恩寺のあるほうから半分くらいまで歩いて引き返した。
ベスト3は絵によく描かれる。そのなかから3点紹介したい。
★雪舟の‘天橋立図’(国宝):京博(上の画像)
★橋本雅邦の‘三保松原図’:富士美(真ん中)
★‘松島図屏風’(桃山~江戸時代):個人(下)
雪舟の絵は保存状態がすごく良く、惚れ惚れする。お気に入りはもう2つある。広重の‘六十余州名所図会・丹後 天の橋立’(拙ブログ07/8/24)と川端龍子が描いたもの。また、麻田鷹司の‘天橋雪後図’(何必館・京都現代美)を追っかけているのだが、なかなか姿を見せてくれない。
三保の松原は橋本雅邦のほかにも室町時代に天橋立と一緒に描かれたものを2年前、三井記念美の‘旅展’でみた。また、曾我蕭白にも富士山と虹を背景にした三保の松原を描いた屏風の傑作(米国・デンバー、パワーズコレクション)がある。
‘松原図’は旅展にでてたもの。画面中央の上に瑞巌寺、橋のかかった小島に五大堂がみえる。萬鉄五郎も屏風に‘松島図’を描いている。
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