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2009.06.30

MoMAのバッラ・ボッチョーニと再会したい!

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ニューヨーク近代美術館(MoMA)はこれまで2回訪問した。前回は93年とだいぶ前のことだから、谷口吉生の設計により04年増改築されたNEW MoMAはまだお目にかかってない。昨年のアメリカ美術館めぐりがいいチャンスだったのだが、日程のめぐりあわせが悪く休館。来年こそは久しぶりのグッゲンハイム、ホイットニー美とあわせて足を運ぼうと思っている。

MoMAでは作品の展示の仕方が変わったから、一体どんなものが常時みれるのか見当がつかない。手元にある館の図録に載っている作品で不運にも見れなかったものをまずリカバリーして、次にお気に入りの絵とまた会うというのがベストシナリオ。再会したい絵は沢山あるが、そのなかに未来派も当然入っている。

★バッラの‘街灯’(上の画像)
★ボッチョーニの‘サッカー選手のダイナミズム’(真ん中)
★ボッチョーニの彫刻‘空間における単一連続体’(下)

‘街灯’(1909)ははじめて見たバッラ(1871~1958)の絵だから、印象深い。現地でも見たが、日本にも2回やってきた。93年に上野の森美であったMoMA展と04年の森美の‘モダンってなに?’。MoMAの所蔵品は過去に結構公開されているから、NYに行かなくてもピカソやマティスなどの近代絵画や抽象絵画、そして現代アートの名品は楽しんでいる。

数限りない赤や青、黄色のV字の記号で表現された街灯の光はいろいろなことを連想させる。線香花火がパチパチ音を立てて燃えてるところとか、光に引かれて集まってくる蛾の群れ、核爆発のときにでる閃光とか光速に近いスピードで正面衝突させられた陽子から生まれる巨大なエネルギーなど々。未来派というとこの絵がすぐイメージされる。

ボッチョーニ(1882~1916)の‘サッカー選手’(1913)も01年上野の森美に展示された(3回あったMoMA展の最後)。これはわかりにくい絵。未来派の絵に精通している専門家でないと、画面からサッカー選手はとらえられない。真ん中で円運動をしているように見える京都のお土産、‘生八橋’みたいな抽象的な形態の重なりが選手の動きを表現しているのだろうか。その選手たちのダイナミックな動きにまわりからスポットライトを当て讃えている。バッラの絵同様、一度見たら忘れることはない。

ボッチョーニがつくった彫刻はこれとローマの国立近代美にあった半分具象的な人物像しか見たことがない。黄金の光が眩しい‘連続体’(1913)には大変魅せられており、抽象彫刻ではこれとブランクーシの作品にぞっこん惚れている。

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