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2009.05.29

もっと見たい驚愕のバロック天井画!

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楽しみにしているローマ美術めぐりは来春なので、イタリアモードに入るにはまだ早い。が、映画‘天使と悪魔’のなかでローマ市内をぐるぐるまわったから、テンションが30%くらいまで上がってきた。

次回の鑑賞の目玉はカラヴァッジョの絵と古代ギリシア・ローマの彫刻なのだが、もう一つ目指しているのがある。それはバロックの天井画。代表的なものは次の3つ。

★コルトーナの‘神の摂理’:バルベリーニ宮殿(上の画像)
★ポッツォの‘イエズス会の伝道の寓意’:サンティニャーツィオ聖堂(真ん中)
★バチッチアの‘イエスの御名の勝利’:ジェズ聖堂(下)

壮大なイリュージョンにより無限の空間がつくられている‘神の摂理’(1639、拙ブログ06/5/25)とベルニー二の彫刻を見て、バロックのイメージが大きく変わった。それまではバロックというとルーベンスの絵を思い浮かべるだけだったが、今ではベルニーニ(1598~1680)の彫刻やコルトーナ(1596~1669)の天井画にみられる演劇性やイリュージョニズムに強く惹かれるようになった。

この盛期バロックの幻覚的な雰囲気に体が包みこまれるのは間違いないと思われるのが‘イエズス会の伝道の寓意’(1694)。手元の美術本をみるだけでも、クーポラ(丸屋根)に描かれているように錯覚する。だが、これはクーポラではなく、そのかわりに描かれた絵。天空のなかに浮いているようにみえる聖母や聖人がどんなだまし絵になっているのか?、とくと見てみたい。これを描いたのはイエズス会士アンドレア・ポッツォ
(1642~1709)。

ポッツォの天井画より前に描かれたのがジェズ聖堂の‘イエスの御名の勝利’
(1679)。ここでもバチッチア(1639~1709)は幻視と法悦が入り混じった宗教画を演劇的に描き、見る者を仰天させる。隣り合わせに立っているジェズ聖堂とサンティニャーツィオ聖堂はカラヴァッジョの絵があるドーリア・パンフィーリ美術館のすぐ近くだから、効率よく鑑賞できそう。

そして、あまり欲張りすぎてもいけないのだが、まだ腰を据えて見てないバロック建築にも足をのばしたい。是非見たいのがベルニーニのライバルだったボロミーニ(1599~1667)が建てたサン・カルロ・アッレ・クワトロ・ファンターネ聖堂。あれやこれやでまた忙しい美術めぐりになりそう。

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