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2009.05.26

待望の映画「天使と悪魔」に満足々!

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待望の映画‘天使と悪魔’を楽しんだ。原作(上)(下)を間をおかず2日で一気に読んだのは5年前のことだから、どんなストーリーだったかは断片的にしか覚えてない。確か秘密結社イルミナティとか‘反物質’、そして、ベルニーニの彫刻がよくでてきたはずだが、、

小説が映画化されると元の話は登場人物を含めていろいろ変わる。この映画の脚本は3割くらい変えてる感じ。公開がはじまったばかりだから、勿論ネタばらしはしない。

最近は映画をほとんど見ないから、俳優で知っているのは主役のハーヴァード大の宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授を演じるトム・ハンクスのみ。相手役の女性生物物理学者に扮するアイェレット・ゾラー(イスラエル人)とは初対面だが、なかなか美形。

物語のなかで冒頭のシーンから結末まで時間は半日しか進まない。この話はタイムリミットサスペンスで、何者かに盗まれた‘反物質’(難しい理論は横に置いて、核の数十倍のエネルギーをもった物質と思っておく)が時限爆弾みたいに残り何時間で大爆発するという設定。だから、緊張感に満ちたシーンが連続し、場面が目まぐるしく変わっていく。

舞台はローマ。観光の名所が次々でてくる。サン・ピエトロ大聖堂と広場、システィナ礼拝堂、パンテオン、ナヴォーナ広場、カステル・サンタンジェロ(聖天使の城)、ベルニーニの見事な彫刻があるサンタ・マリア・デル・ポポロ教会やサンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会。

反物質の隠された場所、予告された枢機卿4人が殺されるところは一体何処なのか?ラングドンは女性学者の助けを借りながら、図像学や宗教美術の豊富な知識をフル動員して解き明かしていく。

焼き印を胸に押されて殺されるというのは戦慄が走る。その図柄は‘土’、
‘空気’、‘火’、‘水’。宗教上の約束事などあまり知らないからといって心配することはない。ちゃんと字幕を読んでいれば、おおよそのみこめる。

最も嬉しいのはミケランジェロと同じく200%惚れこんでいるベルニーニの傑作彫刻が登場し、その造形やアトリビュート(目印)にヒントが隠されていること。‘ハバクスと天使’、‘聖女テレジアの法悦’(拙ブログ05/5/22)、‘四大河の噴水’。

教皇選挙‘コンクラーベ’で未決定のとき、システィナ礼拝堂の煙突から黒い煙が立ちのぼり、新教皇が決まったときは白い煙が流れるというのは知っていたが、なぜそうなるのか?だったが、今回その理由がわかった。未決定時は投票用紙を燃やすから(そのシーンがでてくる)黒い煙になり、決まると特殊な薬品を使って白い煙にするのだそうだ。

この映画は最後にどんでん返しがある!さて、どんな?

ダン・ブラウンの第3作がこの秋に出版されるらしい。日本語訳もすぐでるだろうから、また読破したい。そして、2,3年後の映画化に期待しよう。

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コメント

こんばんは。大変ご無沙汰しています、kaiです。
だいぶ長い間が出来ませんでしたが、最近、やっと時間にも余裕ができて、久しぶりにお伺いしてみました。

今は、以前のように映画館や美術館に出かけられないので、(今頃ですが)「天使と悪魔」を読んでいます。
どんどん先を読みたいところなのですが、いつの間にか眠気に負けてしまっている様でなかなか読み進めません

登場するベルニーニの作品とはどんななんだろう?と想像しながら、続きの「ベルニーニ」記事も拝見いたしました。ストーリーに倣って「メッセージ性がある」芸術作品として見ると、「すばらしい!と感激する思い」と同じくらいに「恐ろしさ」も感じてしまいます。(読んでいるのはもちろん翻訳本ですが、著者の「正反対」の魔法にしっかりかけられています

私は、「天使と悪魔」の映画を見られるのはだいぶ先になりますが、きっと「ダ・ヴィンチ・コード」よりも衝撃的なシーンがたくさんありますよね?でも、宗教的観念にほとんど免疫がない者として、今回もすごく興味があります。

投稿: kai | 2009.06.13 00:56

to kaiさん
お元気でしょうか。‘天使と悪魔’は小説と映画
では登場人物や展開がだいぶ変わってます。映画で
早くベルニーニの彫刻が殺人事件とどう絡んでい
るのかを見て、また、原作を読むというのもありだと
思いますが。

映画はやはり映像ですから理解が立体的になります。
実は最後のどんでん返しのところはちょっとわかり
にくいところがあるのです。さて、どうして?

また、気軽にお越し下さい。

投稿: いづつや | 2009.06.13 23:07

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