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2009.05.15

赤壁画の名品 その二

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‘レッドクリフ’(前編)のとき赤壁画(拙ブログ08/12/10)を取り上げたので、今日はこれのPartⅡを。

★円山応挙の‘赤壁図’:アメリカ、プライス・コレクション(上の画像)
★谷文晁の‘赤壁図’:根津美(真ん中)
★黄潤華の‘白帝朝暉’:福山市の私立美(下)

映画をみたあとですぐ思い出すのは‘山水に遊ぶ展’(府中市美、5/10に終了)に展示してあった長澤芦雪と東東洋の赤壁図。縦長の画面に描かれた芦雪の迫力ある奇岩がいまでも目に焼きついている。

応挙の絵はプライスコレクションの一枚。高士を乗せた小舟が断崖絶壁の赤壁に沿って進んでいる。これは長江を船で下ると必ずこんな景色にでくわすだろうなと思わせる絵。応挙も谷文晁も蘇軾の詩を題材にして赤壁のイメージをつくっている。

落ち着いてみれる応挙の絵に対し、文晁が描いた金地の赤壁図(六曲一双の右隻)は北宋画のような神秘的な雰囲気が漂っており、軽くはみれない感じがする。横にのびる幾本もの金雲や下の舟を見降ろしているような頭でっかちな岩の塊が高い視点からとらえられているので、天空感覚の光景になっている。

白帝城(赤壁のかなり上流)の絵はお気に入りの絵。赤壁図ではないのだが、長江つながりでまた、白帝城は劉備が亡くなったところだから紹介した。描いたのは1932年生まれの中国の画家(中央美術学院の先生)。この絵があるのは広島にいたとき訪れた福山市の私立美術館。ここには現代の中国画家が制作したいい山水画や花の絵があり、これはその一枚。

長江の川下りをした人の話を聞くと、白帝城はなかなかいいらしい。ツアー案内のパンフレットなどにも、近くにくると川面からはるか見上げるような高い崖の上にある城が載っている。いつかこの目でこの高さを体験したいものである。

昨日の感想記で最後のシーンにふれたが、周瑜と孔明の横顔が大きく映し出される向こうの景色が絶景なのである。CGで合成しているのだろうが桂林のような景色だった。長江の川岸にもこんなやわらかい形をした山がつらなるところがあるのだろうか?もし存在するのなら是非とも川下りをしなくては!

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