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2009.05.18

美術に魅せられて! お気に入り古代ギリシャ彫刻

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古代ギリシアやローマの遺跡めぐりを定期的にしようと思っているのは壮大な神殿、青銅や大理石のすばらしい彫刻に限りなく魅せられているから。つい先だって来年計画しているローマの博物館にある彫刻の傑作を紹介したので、今度は過去見たなかでとりわけ忘れらない作品をいくつか取り上げてみたい。

これまで出かけた博物館でそこに展示してあった古代彫刻をよく覚えているのは、大英博物館、ルーヴル美、アテネの国立考古博&アクロポリス美、デルフォイ考古博、ローマのヴァチカン博&ヴィッラ・ジュリア博、ナポリ国立考古美、イスタンブール考古博、ベルリンのペルガモン博。

数ある傑作のうちヘレニズム時代(紀元前323~紀元前31年)につくられたもので目に強く焼き付いているのを3点あげてみた。
★ラオコーン:ヴァチカン博(上の画像)
★ペルガモンのゼウス大祭壇:ペルガモン博(真ん中)
★馬に乗る少年:アテネ国立考古博(下)

ヴァチカン博を訪問された方はミケランジェロが描いた‘システィーナ礼拝堂の天地創造&最後の審判’に大感激する前、この‘ラオコーン’の造形美にも圧倒されるのではなかろうか。これは紀元前150年頃、小アジアのペルガモンで青銅によりつくられた原型の大理石模刻。この模刻はアウグストゥスあるいは後継者ティベリウスの時代(紀元前23~起元後27年)のもので1506年、ローマで発掘され、ミケランジェロらに大きな影響を与えた。

はじめてこれを見たときの衝撃度はマグニチュード7クラス。2匹の大蛇が神官のラオコーンと2人の息子に巻きつき、ぎゅうぎゅう締め付けている。体をよじりこれ以上ない苦痛の表情をみせるラオコーンの姿に200%フリーズした。青銅にしろイタリア産の大理石にしろ、こんな写実的で動感にみちた作品を生み出すのだから、これを彫った彫刻家の腕前は相当なもの。ヨーロッパの人が古代ギリシアやローマの芸術に憧れるのがよくわかる。

巨人族に対するオリュムポスの神々の戦いが彫られた‘ペルガモンのゼウス大祭壇’もエポック的な体験。この祭壇のフリーズができたのは紀元前165年頃、真ん中は建物前面の突出部の左側でポセイドンの息子、海の神トリトンが母と一緒に巨人と戦っている場面。

‘馬に乗る少年’はアテネ国立考古博の誇る傑作の一つ。これは‘ラオコーン’と同じ紀元前150年頃につくられた本物の青銅像。疾走する馬を必死に乗りこなす黒人の少年がとてもカッコいい。本当にすごい彫刻!

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