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2009.05.09

大リーグの順位表は情報が多い!

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今日の野球の話は選手のプレーやチームの戦績のことではなく、野球のことを伝えるメディアの表現方法とか日米の野球機構が日頃行っている広報、宣伝活動について。

毎日の試合結果はPCのお気に入りに登録しているサイトで見るのがルーテイン。大リーグについてはMLB.com、日本のプロ野球はスポーツニッポンのサイト。二つの情報源を情報量、質の点で比較してみるとかなりの差がある。

その一つの例が順位表に盛り込まれている情報。上はMLB.comのStandings(順位表)のページ。日本の順位表と違って、いろいろなデータが載っている。その見方を左から説明すると、
W:勝ち数
L:敗け数
PCT:勝率
GB:1位とのゲーム差
L10:最近10試合の勝ち(左)敗け(右)
STRK:連勝、連敗実績
HOME:ホームゲームでの勝敗
ROAD:敵地ゲームでの勝敗

日本の順位表では、朝日新聞でもスポーツ新聞でも試合数、勝、敗、引き分け数、勝率、ゲーム差の6つのデータだけ。これは野球少年の頃から今に至るまで、何十年も変わらない!これに対し、大リーグでは試合結果に関する基本的な情報に分析的な情報を追加している。だから、チームの成績はいろんな角度から読める。

例えば、最近10試合の勝敗や連勝、連敗実績をみると、チームの勢いが一目で把握できる。西地区でイチローのいるシアトル・マリナーズは今日の敗戦で5連敗(L5)になり、ここ10試合は3勝7敗と大きく負け越している。また、ホームやロードでの試合の勝敗はチームが優勝できるかどうかを見る大事な情報。

大リーグでは各チームは地域に密着しているから、表をみてもわかるとおり地元での試合の勝率が高く、敵地では大きく勝ち越せないのが一般的なパターン。だから、ホームでの勝ちゲームが少なくなると、優勝から遠ざかっていく。逆にホームで強いとこれが全試合の勝率を上げることになり、上位を最後まであらそうことになる。つまり、大リーグでは地元で強いことが優勝への絶対条件なのである。

現在、ホームで圧倒的に勝っているのはボストン・レッドソックス(12勝3敗)、次がトロント・ブリュージェイズ(11勝4敗)、ところが両チームともロードにでると勝ったり負けたりの成績。この順位表には割愛したがもう2つさらに突っ込んだデータも載っている。

これを見るとアメリカはビジネスでもスポーツでもデータを重視する国だということがよくわかる。ところが日本では仕事の上ではグローバルなビジネス環境のなか、数字やデータに基づくマネジメントは当たり前になっているが、野球のような世界では順位表ひとつとっても情報はまことにシンプル。

朝日に大リーグのような情報を求めているわけではないが、スポーツ新聞くらいはもう少し情報を多くしてもらいたいところ。でも、彼らにはこういう情報をデータベース化して読者に提供しようという発想がない。読者はそんな情報は求めてなく、巨人ファンや虎キチにおいしい情報だけ流しておけばOKという感覚。たぶん、現状はそんなところだろう。

日本のプロ野球は予想した通り巨人の独走が現実のものとなりつつあるセリーグはつまらないが、パリーグは楽天ががんばり活気づいているから、これを報道するメディアの側も豊富な情報を流すと球界の盛り上がりに少しは役に立つと思うのだが、、提灯記事を書くことで生きている野球記者には所詮、馬の耳に念仏か!

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