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2009.05.14

映画「レッドクリフ PartⅡ ー未来への最終決戦ー」

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映画「レッドクリフ PartⅡ」を見た。前編(拙ブログ08/12/9)が予想を上回るいい出来だったので、お目当ての‘赤壁の戦い’(208年)にむかってストーリーが展開するこの後編が公開されるのを首を長くして待っていた。

三国志の本を読んだり中国が製作したTV映画などを見ているから、赤壁の戦いで孫権・劉備の連合軍(5万)がどんな策略をめぐらし、曹操軍(80万)の2000隻の軍艦を火攻めで滅ぼしたかはおおよそわかっている。で、興味の的はジョン・ウー監督がこれをどういう風に描き直すのか?冒頭に監督のメッセージがでてくる。

‘私たちが暮らしている今は、過去に生きた人々の勇気ある行動が積み重なってできてきました。世界的不況・不信の時代だからこそ、一人一人の決断で今を変えて新しい未来を作りましょう。みなさんがそれぞれの「奇跡」を起こす時です。未来に勇気を。Imagine Future.’

まだ見てない方もおられるだろうから、ネタばらしになるようなことはやめて、おもしろかったところを断片的にふれてみたい。ジョン・ウー監督は周瑜(トニー・レオン)や孔明(金城武)や曹操(チャン・フォンイー)らの心の動きや勇気あふれる言動、立ち振る舞いに観客の目をむけさせるだけでなく、尚香(孫権の妹、ヴィッキー・チャオ)と小喬(周瑜の妻、リン・チーリン)を連合軍の勝利のために命を賭して行動する気丈な女性として描いている。この構成は三国志の現代的な読み方として共感できるし、今を生きるわれわれが求めているエンターテイメント感覚にも合っている。

興味深々だったのが孫権軍の老将黄蓋(こうがい)が曹操を信用させるため、わざと周瑜から罰せられ鞭打たれるところ。だが、これはまったく違っていた!曹操を信じ込ませるためにおこなった策略、‘敵を欺くにはまず味方から’は別の形で仕組まれていた。これが後で功を奏することになる。監督、なかなかやるね!もう一つ注目していたのは孔明が道術を行い、東南の風を呼ぶところ。さて、孔明はどんな動きをしたか?見てのお楽しみ。

真ん中は孔明が周瑜に約束した10万本の矢を一日で調達する場面。これは本の通り。後編の一番の見どころは何と言っても曹操軍の大船団を連合軍が火攻めで焼くつくすところ(下)。迫力満点で一級のスペクタクル戦闘映像になっている。そして、最後の孔明と周瑜が別れるシーンがとてもいい。友情を大切にして生きるといいことがあるかな。

アジア人俳優で知っているのはトニー・レオン、チャン・フォンイー、ヴィッキー・チャオのみだったが、この映画で金城武やリン・チーリンを見れたのは大収穫。二人とも魅力一杯!アジアでトップクラスの男優や女優を出演させ、ジョン・ウー監督はこんなすばらしい映画をつくった。拍手々!

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