いつか行きたい美術館! フィレンツェ パルジェロ国立美術館
ヨーロッパの国で毎年でも行きたいのがイタリア。国全体が美術館みたいなものだから、どこの街でも絵画、壁画、彫刻、教会建築の傑作にでくわし、楽しみが途切れることがない。
イタリアのもう一つの魅力は美味しい食事。とくに好きなのが野菜スープ、スパゲッティ、ナポリのピザ、フィレンツェの肉。若い頃、銀座の松屋の前にあったイタリア料理のお店、‘カプリ’(現在はもうない)によく通い、スパゲッティを食べた。スパゲッティやピザはカロリーが高いから調子にのって食べているとすぐ体重が増える。だから、今は食べる頻度はすごく少ない。
東京ミッドタウンが誕生したとき、ここに出店した‘ピッツェリア・トラットリア ナプレ’でナポリと同じ味のピザを美味しくいただき、また出かけようと決めていたのに2回目の食事がまだ実現してない。イタリアを旅行したくなるのはイタリア料理が思いっきり食べられるということもある。
来年、4年ぶりの訪問を計画している。まだ、ちょっと先なのでイタリアモードにはなってないが、新規に開拓する美術館の情報をすこしづつ仕込んでいる。で、今日はその一つ、フィレンツェにあるパルジェロ国立美術館をとりあげたい。
ここはシニョリーア広場やパラッツォ・ヴェッキオのすぐ近くにある。中世とルネサンス期の彫刻のいいのが揃っているのに、これまで縁がなかった。とくに見たいのは、
★ドナテッロの‘ダヴィデ’(上の画像)
★ミケランジェロの‘バッコス’(真ん中)
★ベルニーニの‘コスタンツァ・ブオナレッリの胸像’(下)
西洋美術史のなかで最大の彫刻家のひとりと言われているドナテッロ(1386~
1466)の彫刻を残念ながらまだ1点しかみてない。美術本で‘ダヴィデ’をみるたびに、いつかこの像の前に立ちたいと思ってきた。
フィレンツェでみた彫刻で最も印象深いのはミケランジェロ(1475~1564)の‘ダヴィデ’(アカデミア美)とシニュリーア広場にあるチェッリーニの‘メドゥーサの首を掲げるペルセウス’(拙ブログ05/1/13)。
ミケランジェロの作品が力強い男性像なのに対し、ドナテッロの‘ダヴィデ’(1440)は極めつきの美少年!カッコよさではこれと‘ペルセウス’をランキング1位にしている。トナテッロにはもうひとつ‘ユディトとホロフェルネス’(パラッツオ・ヴェッキオ)という魅力的なのがある。
‘バッコス’(1497)はミケランジェロ、20歳の作品。ここには以前日本にやってきた‘ブルートゥス’もある。ベルニーニ(1598~1680)のすばらしい作品はローマの教会やボルゲーゼ美に沢山あるが、1635年ころ制作されたこの生気に満ちた若い婦人の胸像にも惹きつけられる。
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コメント
私もイタリア大好きなので、イタリアの記事などを拝見しますと、ソワソワしてきます。
知人は、‘フランス好き’が、圧倒的に多いので、会話が弾むと、少数派の私は、‘あ~、だれかいない?’デス。
料理も、絶対 イタリア!
投稿: Baroque | 2009.04.19 20:25
to Broqueさん
パリも毎年出かけたいですが、イタリアはどの街
にいっても楽しいですから最高ですね!
ヴェネチアで食べたシーフードスパゲッティが
美味しかったこと!また食べたいです。
投稿: いづつや | 2009.04.19 22:50