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2009.04.11

いつか行きたい美術館! ストックホルム国立美術館

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北欧を旅行した経験はまだない。ツアーの案内にはノルウェーのフィヨルドクルーズが目玉として載っており、心が動かないわけではない。海外旅行は生涯の楽しみだから、観光目的で行ってみたいところはいろいろある。北欧の順番は今のところ真ん中あたり。

世界遺産にもなっているフィヨルドとアメリカの‘グランドキャニオンなどの国立公園めぐりツアー’に最近組み込まれるようになったらせん状渓谷アンテロープキャニオンを比べてみると、グランドキャニオンやモニュメントバレーが二度目になるとしても、アンテロープキャニオンを先に見たい。

というわけで、北欧が近いという感じでもないのだが、観光と美術館めぐりの計画はラフでも立てておきたい。気になっている美術館はスウェーデンのストックホルム国立美術館。北欧ツアーではムンクの‘叫び’があるオスロ国立美は入館することになっているが、ここは観光コースに入ってない。一般の観光客を考えるとこれが普通。でも、この美術館には街の名所めぐりをパスしてでも見たい名画がある。

★ブーシェの‘ヴィーナスの勝利’(上の画像、部分)
★クールベの‘ジョーの肖像(美しきアイルランド女)’(真ん中)
★セザンヌの‘アモールのある静物’(下)

ブーシェ(1703~1770)の画集でこの絵(1740)を見るたびに心が乱される。これは13年後に描かれた大作‘日の出’(ウォレス・コレクション、拙ブログ4/2)と同じ神話画で人物描写や画面の構成はよく似ている。真ん中にいるのがヴィーナス、傍でニンフが真珠を捧げようとしている。下にいる息子のキューピッドは目をつりあげていたずらの真っ最中。イルカに乗ったニンフを指でさわり、ニンフを恋狂いにさせようとしている。

‘ジョーの肖像’(1866)は昨年、パリのグランパレであった‘クールベ展’で見惚れた絵。クールベ(1819~1877)が描いたこのすばらしい銅色の髪をしたアイルランド女はホイッスラーの愛人ジョー。ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵の‘白のシンフォニーNO1 白衣の女’(08/4/14)のモデルにもなっている。

クールベはこの絵と同じ構図でほかに3点描いており、その一枚が山形美術館にある。4,5年前、山形美を訪問したときその絵にびっくりしたが、グランパレでは‘ええー、こんな大回顧展に山形美の絵が展示してあるの、すごい!’と早合点した。が、よくみるとストックホルム美のものだった。じゃあー、隣にあるのが日本から来たものかと思ったら、それはMET蔵。山形美は個人が持っていたのを手に入れたようである。

セザンヌ(1839~1906)は1895年に‘アモールのある静物’を2点描いている。もう1点はロンドンのコートールド・コレクション。これは10年くらい前、日本橋高島屋であった展覧会で展示された。好みとしては安定した三角形構図にキューピッドの石膏彫刻と果物を配置したストックホルム美のほうに惹かれる。いつかこの絵の前に立ちたい。

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