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2009.04.01

いつか行きたい美術館! エジンバラ スコットランド国立美術館

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イギリスは仕事や観光で5回訪問しているのだが、鑑賞した美術館は大英博物館、ナショナルギャラリー、テート・ブリテン、テート・モダン、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの5館だけ。ロンドンに限ってもまだ、ウォレス・コレクション、コートールド美、ヴィクトリア&アルバート美、クイーンズ・ギャラリー、ケンウッド・ハウスなどが残っている。

これらの美術館の訪問については昨年利用したツアーなどがいくつもあるから計画が立て易いが、エジンバラにあるスコットランド美は実現がすぐにはイメージできない未開拓ゾーン。てっとり早いのはエジンバラ観光が入っている‘イギリス7日間’などへの参加。

仕事でイギリスを回った際、エジンバラ城に登っているので、ここをパスして美術館へ直行すればお目当ての作品をみることができそうだが。果たして? ロンドン美術館めぐりと天秤にかければ、作品の数の多さでこのあとになるが、1点々の見たい度から言うと次の3点は上位を占めている。

★ティツィアーノの‘三世代の寓意’(上の画像)
★ティツィアーノの‘ディアナとアクタイオン’(真ん中)
★ゴーギャンの‘説教のあとの幻影’(下)

‘三世代の寓意’は若きティツィアーノが描いた傑作のひとつ。ルーヴルにある‘田園の合奏’(拙ブログ08/2/26)と同じ時期(1511~12)の作。両手に笛をもちじっと愛する男をみている若い女の横顔にすごく魅せられる。また、右にいる可愛い童子と天童にも心がゆるむ。

‘ディアナとアクタイオン’は同じくここが所蔵する‘ディアナとカリスト’とともに、フェリペ2世のために描かれた有名な神話画。狩人アクタイオンはたまたま泉で女神ディアナとおつきのニンフを覗き見してしまった。100%下心があってアクタイオンは見たわけでもないのに、ディアナは‘見たわねー!’と怒り狂う。こうなると手がつけられない。アクタイオンは可哀そうに女神によって鹿に変えられ、自分が連れていた猟犬に噛み殺されてしまう。

ゴーギャンの‘説教のあとの幻影’は印象派にとりつかれた頃からいつかこの目で思っている絵。この絵によってこの美術館の名前が長く記憶されることになった。ご存じのように赤の地面で組打ちをしている天使とヤコブの姿は北斎漫画から取られている。

05年末、Bunkamuraで‘スコットランド美展’が開催されたとき、この絵がやってくるのではと色めき立ったが、モネの‘積み藁’(05/11/21)との再会にとどまった。これやティツィーノ作品(4点)は館のお宝だからやはり貸し出は無理なのだろう。この美術館の作品は過去2回くらい公開されたが、もし次回があるなら、1点でもいいから見せて欲しい。

どこかの美術館が企画してくれたら嬉しいのだが。いつか風が吹くことを信じて帆を高くあげておきたい。

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