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2009.03.11

美術に魅せられて! 展覧会の入館料と図録価格

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今日は一度取り上げようと思っていた展覧会の入館料や図録の価格について。特別展や平常展をみるため出かける美術館は東京だけでなく神奈川、埼玉、茨城、千葉、静岡まで足をのばしているので、どこの美術館が安くて、どこが高いかはおおよそわかっている。よく出かける美術館が開催する企画展の料金は以下の通り。

1600円:MOA
1500円:東博、国立西洋美、東京都美、森美、国立新美、川村記念美
1400円:Bunkamura、横浜美
1300円:サントリー美、東芸大美、世田谷美
1000円:出光美、江戸東博、損保ジャパン美、日本民藝館、戸栗美、大丸東京
1000円:東京都庭園美、横浜そごう
830円:茨城県近美
800円:日本橋高島屋、三越、大倉集古館、三井記念美、山種美、静嘉堂文庫
700円:五島美
600円:茨城県陶芸美、茨城県五浦美
500円:練馬区美
300円:松濤美
無料  :三の丸尚蔵館

熱海にあるMOAの入館料は特別展のほかに平常展や館のまわりの庭園などの観覧も込みの値段だから、はじめて行ったときは高い感じはしないが、2回目からは割高感が強くなる。で、館側はそのあたりを考慮して、熱海駅とかに200円引きになるチラシをおいている。

先日訪問した川村記念美にはあまりいい印象を持ってない。とにかく1500円は高すぎる!ここも平常展と特別展がセットになった値段。MOAの場合は平常展示でも宗達・光琳など琳派の名品や仁清の国宝の茶壷などがあるから、‘こんな名品をみたのだから1600円でもいいか’という気持ちになる。

だが、川村にある西洋画はロスコ、ステラ、ニューマンを除けば一回みたらもう十分というクラスの作品ばかり。だから、今回のロスコ展のような特別のときでないかぎり行かないことにしている。

都内では上野と六本木にある美術館が1500円と一番高い。これだけ経済環境が悪化してくると、1500円も払う展覧会にどれも顔を出すことはできないだろう。西洋美の‘ルーヴル美展’を見たら、国立新美のルーヴル美蔵はやめておこうかということになる。森美や国立新美は内容の割には高い企画展が3回のうち2回あるというイメージが強いから、これから厳しいのではないかと思う。

1400円をとるBunkamuraも高い美術館というイメージはぬぐえない。ここはぐるっとパスも使えない。それでも、これからもここを訪れる計画にしているのは展示作品に期待が持てるから。サントリー美の1300円は理想的な料金。企画力があり、いい作品を見せてくれるので好感度はとても高い。

1000円より下の料金を設定している美術館で、高いなという気を起こさせるところはあまりない。しいてあげれば、日本民藝館と戸栗美。1000円はとりすぎ、800円が適正だろう。気前がいいのが出光美と三井記念美。ここはぐるっとパス券で企画展が無料になる。

デパート系は800円~1000円。出光美のように連続ヒットというわけにはいかないが、日本橋高島屋の‘上村家三代展’のように800円で名品を沢山みせてくれるし、大丸東京でもすばらしい黄金マスクが展示された。選んで出かけるとお得感が味わえるところがいい。

先般紹介した‘安田靫彦展’(茨城県近美)の料金は830円。そして、茨城県陶芸館や五浦美は600円しかとらない。横浜からの高速料金はそれなりにかかるが、この3つの美術館は展示内容がいいだけに入館するときはいつも有難い気持になる。また、嬉しいことに安田靫彦展の図録(上の画像)は1500円で手に入った。東京の展覧会では図録は2000円以上するのが当たり前だから、この安さに感心した。

数多ある美術館のなかで最もお得な美術館は渋谷にある松濤美。区からの補助があるのだろうが300円と格安。練馬区美も500円で高山辰雄展や石田徹也展をみせてくれるのだから、ますます好きになる。

最後に無料の美術館のことを。それは三の丸尚蔵館。一度に展示される作品は少ないが、質の高さは折り紙つき。長らく待っている日本画の傑作との対面を夢見て、展示スケジュールを定期的にチェックしている。

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コメント

こんばんは。
普段私も思っていることをズバリ書いていただいて
すっきりしました。
茨城県近美と陶芸美術館のコストパフォーマンスの
良さは同じく最近痛感したところです。
五浦は行ったことがありませんが、次はぜひ。

東京は板橋や練馬、松濤と区立美術館それぞれが
個性的で質が高い所がとても気に入っています。

投稿: meme | 2009.03.13 21:13

to memeさん
不況が続くと、人々が使う交際費、文化・教養費
も確実に節約志向になるでしょうね。展示の内容
と入館料がマッチしないと、その美術館へは足が
遠ざかります。

美術館も割引券や前期・後期に利用できる割安通し
券などいろいろ工夫すべきです。安くて質の高い
美術館に人が集まるのは当たり前ですね。区美、
茨城の美術館は立派です。

これから人気の展覧会と閑古鳥がないている展覧会
と二極化がますます顕著になるのではないでしょ
うか。

投稿: いづつや | 2009.03.13 23:54

これは僕も一言いいたいです。Bunkamuraは高すぎですね、すぐ近くの松濤がおっしゃるように300円ですから立地条件だけでないですね。Bunkamuraのロシアアヴァンギャルドは埼玉県立近代に巡回しましたが埼玉県立近代は常設も観られて900円ですからね。逆に出光のようにいつも良い展覧会やるところは千円払っても満足です。あと箱根のポーラも1800円ですか、高すぎですね、交通費、図録お金がかかりますから招待券をなるべく手にしたいものです

投稿: oki | 2009.03.14 00:03

to okiさん
埼玉県近美のロシアアヴァンギャルドは900円
ですか!Bunkamuraは評価している美術館ですが、
それでも1400円は高いといつも思ってます。
いつまで、この料金で持ちますか?

ポーラの1800円は高すぎ。まったく同感です。
ここは駐車料金にまた500円とるのですから悪どいこ
とをします。こんな運営をする美術館には二度と行き
ません。

投稿: いづつや | 2009.03.14 23:29

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